日本テレビは29日、昨年10月期放送の同局系連続ドラマ「セクシー田中さん」の公式サイトを更新。原作者の芦原妃名子さんの訃報をうけ、コメントを発表した。

芦原さんの訃報を受け、漫画家で「王様に捧ぐ薬指」の原作者・わたなべ志穂氏がこの日、X(旧ツイッター)を更新。悲痛な思いをつづった。

「何も言わなければよかったのか」と切り出し「あまりに心配する連絡が来るのでお返事を。私は大丈夫です。ただ悔しい。悔しいしかないです。一度しかお話した立場じゃないのに悔しい悔しい悔しい悔しい。先生が逝く理由なんて無かった」と続けた。

芦原さんは今月26日までにX(旧ツイッター)アカウントを開設。同ドラマでは第9話、第10話の脚本を手がけていたが、その際制作陣側との間に起きた食い違いのような事態について、「私が9話・10話の脚本を書かざるを得ないと判断するに至った」などとしてその背景を記すなどしていた。

わたなべ氏は昨年4月期に自身の漫画「王様に捧ぐ薬指」がTBS系で、同10月期には「18歳、新妻、不倫します。」がテレビ朝日系でドラマ化された。芦原さんと同じ立場として、Xで芦原さんの書き込みについて私見を述べていた。

「改めてですが芦原先生はとてもリスクを持ち発言されたと思います。俳優さんを傷つけるのではないか、ドラマを楽しんだ方から非難されるのではないか、自分はこれ以上傷付くのか。ドラマ制作時作者には味方はあまりに少ない。勿論大事にして下さる現場もありますが多くは違うはず」

「飲み込む作家がほとんどでしょう。それは冒頭の俳優さんや視聴者原作ファンのために。ドラマを見ながら先生は何度も皆様に頭を下げたはず。申し訳ない気持ちでいっぱいだったはず ですが先生の発言を肯定して下さる方が沢山いて嬉しい。救われた作家は沢山います。先生、皆様、ありがとう」と連投していた。

同局は「芦原妃名子さんの訃報に接し、哀悼の意を表するとともに、謹んでお悔やみ申し上げます。2023年10月期の日曜ドラマ『セクシー田中さん』につきまして日本テレビは映像化の提案に際し、原作代理人である小学館を通じて原作者である芦原さんのご意見をいただきながら脚本制作作業の話し合いを重ね、最終的に許諾をいただけた脚本を決定原稿とし、放送しております。本作品の制作にご尽力いただいた芦原さんには感謝しております」としている。

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