平均年齢20代前半の4ピースロックバンド、ヤングスキニーが勢いに乗っている。20年8月に結成し、21年7月から現体制で活動。22年リリースの「本当はね、」がTicTokを中心に大ヒット。昨年2月にメジャーデビューを果たしたニューフェースだ。メンバーのかやゆー(21=ボーカル&ギター)、ゴンザレス(23=ギター)、りょうと(22=ベース)、しおん(21=ドラム)が、結成から現在に至るまでの道のりや転機を明かした。

バンドの発起人はかやゆー。元々シンガー・ソングライターとして活動しており、大学入学後バンド活動を志すも当時はコロナ禍まっただ中。「大学の軽音サークルとかで組めればよかったんですけど、コロナでうまく活動ができなかったんで」と、SNSを使ってメンバーを募集した。

20年8月の結成時から在籍しているゴンザレスは大学生からギターを始めた。「野球やってたんですけど、コロナがあって家でできる趣味が欲しくてギターを始めました。かやゆーの投稿に『初心者なんですけどやる気はあります』みたいな内容を送って、それで入りました」。りょうとは高校から軽音部に所属しており「中学の時に『ベースは身長高い人に似合うよ、モテるよ』って言われて始めました」と率直に明かした。

21年加入の最年少、しおんは「プロを目指してやってたんですけど、なかなかバンド活動とかがうまくいかなくて焦ってる時にヤングスキーに出会った。無我夢中に勢いで応募して、ありがたいことに加入できた」とほほ笑んだ。

しおんの加入はバンドの空気感を変えたという。かやゆーは「俺とゴンちゃん(ゴンザレス)はバンドをやるのが初めてだったんで、どうやっていいか分からず。自分なりにミスらなかったらいいよねぐらいの感覚でやってた」と振り返り、「しおんは(音楽の)専門(学校に)行ってたり、高校でもちゃんと軽音やってたんで、いろいろ教えてもらった」と語った。「それまではりょうとくんが一応経験者だから俺らはついていってたけど…そこからりょうとくんの意見は最後に聞くようになった」とニヤリ。りょうとは「高校でそんな真面目にやってたわけじゃないんで。なんか勝手に期待されて、そんな…」とつぶやき、周囲の笑いを誘った。

しおんはバンドに対し、「少し前はちょっとラフな感じというか。言い方悪いかもしれないけど、本気でやってる感はなかったんです。でも今は本当に音楽が好きな4人が、ちゃんといい作品を作りたいと思ってやっている」と明かした。かやゆーは「ライブのやり方とかもしおんにいろいろ言ってもらいながら。前までは見せるライブというより、俺らがなんとかライブを一本頑張んなきゃって感じだった。最近は余裕が出てきていろいろ意識できるようになってきて…レベルが低い話ですけど、本当にこの1~3年で大きく変わったんじゃないかな」とうなずいた。

今春開催の全国ツアーの最終公演を行うZeppダイバーシティ東京は、自身最大キャパ。ゴンザレスは「Zeppは野球やってた頃から聞いたことはあった。そういう音楽に興味ない人でもわかるようなライブハウスでワンマンができる環境になったことがうれしい」と喜びあらわ。りょうとも「だんだんバンドの規模も大きくなっている。大きなステージに似合う演奏を」と奮い立つ。

しおんは「ZEPPはライブキッズ(ライブやフェス常連者)してた頃によく行ってた場所。親に冗談で『ここでいつか出るから』とか言ったことが本当に現実になった感じ」とほほ笑み、「ZEPPにふさわしいライブパフォーマンスができたら」と意気込んだ。【玉利朱音】