国際弁護士の湯浅卓氏(68)がテレビ朝日系「大下容子 ワイド!スクランブル」(月~金曜10時25分)に出演し、ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳・水原一平容疑者(39)による、大谷の口座から違法ブックメーカーへの総額1600万ドル(約24億円)以上の送金が判明した問題について解説した。

米連邦地検の発表では、水原容疑者が口座の連絡先を同容疑者の電話番号とメールアドレスに変更したり、大谷本人を装って銀行に連絡したことなども伝えられている。湯浅氏は「ウォール街からすると、これは考えられない」と、米ニュウーヨークの金融街の話題を持ち出した。「恐縮なんですけれども、カリフォルニアの銀行のシステムがゆるかった、ということがひとつあると思う。西海岸の方がやっぱりウォール街と比べたらゆるいので。こんなことをウォール街の銀行員がしたら3日でクビなので。許されないです」と語った

また「よく銀行がその後で、クラスアクションという巨大な損害賠償の請求を株主から受けることがある。その可能性はこのケースはありますね」と私見を展開した。

湯浅氏は当初から、水原容疑者が今回訴追された「銀行詐欺」容疑になると、禁錮30年以下、罰金は100万ドル(約1億5000万円)という重い罪になると指摘してきた。「私のたまたま専門だったので、不幸にも的中してしまった。マネロン(マネーロンダリング)でさえ20年なので、30年というのは非常に重い罪ですし、無数に近く、(賭けの)数をやっているので、もっと積み重なってもおかしくない」と語った。

ブックメーカーとのやりとりのメール履歴によれば、水原容疑者は21年9月に違法スポーツ賭博を開始。1日平均25回で合計1万9000回ほど、1回あたり10ドル(約1500円)から16万ドル(2400万円)を賭け、勝ち額は総額1億4200万ドル(約213億円)、負け額は総額1億8300万ドル(約275億円)で、収支はマイナス4067万8436ドル(約61億円)だったという。