明石家さんま(70)が30日放送のMBSラジオ「ヤングタウン土曜日」(土曜午後10時)に出演。日本映画の巨匠からNGを連発されたことを明かした。

山田監督が倍賞千恵子と木村拓哉を主演に迎え、22年製作のフランス映画「パリタクシー」を原作に、人生の喜びを描く「TOKYOタクシー」(11月21日公開)。倍賞が演じた85歳の高野すみれを乗せる、個人タクシー運転手の宇佐美浩二を木村が演じる。さんまは同僚ドライバー役で声だけの出演だったという。

「天下の山田洋次監督はその日にターゲットを決めて、周りの緊張感を高める。ほとんど新人やけどな。『もう1回、もう1回』って。それが将来に役に立つ」

さんまは電話の声だけ出演だったがスタジオに呼ばれたといい、「長ぜりふがあり、マネジャーに『大阪弁でええんやね』と確認を取ってもらった」と振り返り、その日のターゲットは「オレだったんですよ」と明かした。

さんまは「スタジオでやったんよ。音声さんが『これ無理です』ってなって別部屋に入れられた」と笑い、山田監督は「無理か。さんまさん、別部屋で」。

さんまの楽屋で「見ての通りな、オレ、ぎっくり腰やねん」のせりふを撮ったが、「見えへんのに(そう言うギャグ)。そしたら監督が『さんまさん、これ見えてないんですよ。これ電話なんですよ』。分かってるけど…」。

さらに山田監督から「『すいませんが“見えへんけど”って足してくれます?』って言われたんですよ。俺はそれはイヤだったんですよ。『見ての通りぎっくり腰やねん…見えへんけどな』って消すのは、自分のポリシーの中で。電話やのに勝手にしゃべってるってイメージだったんですけど『足してくれますか』って言われて『は、はい…』とか言うて」とこぼした。

さらに「さっきからさんまさん大阪弁ですけど、大阪弁やめてもらえますか」と“オーダー”が入った。

さんまは「ちょっと待って…」と内心思ったというが、周りのスタッフから「そういう決まりで、あれ、してます」の小声が聞こえたという。

さんまは「ほな、分かりました。大阪弁を抑え気味にいきます」と再チャレンジしたが、「はい、もう1回、はい、もう1回」と“演技指導”が入った。

村上ショージから、さんまが憧れる山田監督の作品の「2本目はないね。もう呼ばれませんね」とツッコみを入れられると、さんまは「もう絶対に呼ばれない。ないな~」と笑わせた。