乃木坂46が7日、東京・明治神宮野球場で「真夏の全国ツアー2025」千秋楽公演を開催した。2年ぶりの同球場4日間公演で計15万2000人を動員し、初開催から10回目を迎えた記念すべき“聖地”ライブで躍動した。

今年のツアーのテーマは「全員がヒロイン」。全員が冠を付けて登場し、さまざまなメンバーがセンターを務める日替わりブロックやスピーチ場面があった。 “座長”を務めた賀喜遥香(24)は8月末、多忙ななかでもにこやかに取材に応じてくれた。ライブへの意気込みを聞き終え、漫画やアニメ好きで知られることから何げなく「憧れのヒロイン像」を尋ねた。

すると、少し考えながら「ヒーローだったらアンパンマンなんですよ。あとは『僕のヒーローアカデミア』のデク(緑谷出久)くん」と笑顔。「私はヒーローになりたいんです。ツアーでは最初の映像で私がみんなに冠をつけるシーンがあって『私がみんなをヒロインにする』っていう思いもあるんです。でも最後に私もみんなに冠をつけてもらって、ヒロインにしてもらうんです」と続けた。

乃木坂46は“優しさ”を大切にしているグループだと感じる。そのなかでも賀喜はとりわけ優しく謙虚な人柄だ。カメラの前でもそれ以外でも、誰かを傷つけないようにと常に言葉を選びながら丁寧に話す印象がある。複数人での取材では言葉に詰まったメンバーをフォローしたり、くすりと笑えるコメントで場を盛りあげたり、さりげない優しさに記者自身もたくさん助けられた。

賀喜自身「根はすごくネガティブで自分を見つめていると嫌になっちゃう。メンバーやファンの皆さんに喜んでもらうために頑張ろうというのが一番のモチベーション」と語っていた。

「私もヒロインなのかもしれないけど、ヒーローみたいな存在になって1人1人をキラキラ~ってできたらいいなぁってずっと思ってました。乃木坂のヒーローになるぞ! って」

現在乃木坂46メンバーは39人。同ツアーでは限られた公演数のなかで、できるだけ個々をクローズアップしていこうという構成が光っていた。賀喜が中心に立ったからこそ「全員がヒロイン」のテーマがより際立った夏になったのではないかと思う。【玉利朱音】