俳優橋本淳(38)黒木華(35)らが19日、東京・三軒茶屋のシアタートラムで舞台「ここが海」(20日~10月12日)の公開通し稽古を行った。岸田國士戯曲賞などを受賞した加藤拓也さんが作、演出を手がけた。性別を変更したいと告げられた家族の物語で、ほか、中田青渚が出演する。初日開幕に向け、出演者らがコメントを寄せた。

▼作、演出加藤拓也さん この物語は、性別を変更したいと家族から告げられた第2の当事者を描いた小さな物語です。「変わっていく人を受け入れることができる」という信頼を、変わっていく人の中に少しずつ積み重ねていく家族の話でもあります。劇場でこの作品を一緒に観れることを楽しみにしています。

▼橋本淳 演じる側として、しっかり自覚し考え、現時点での明確な答えを表現に乗せるために尽力します。観た方の数だけ、感じるものや考えがありますので、ただ純粋に鑑賞を楽しんでいただけたら幸いです。すばらしいスタッフ、キャストに囲まれていることに感謝しつつ、いつもの作品以上に、その場で起こることに正直に反応し続け、時間や空間の中で存在できることを、より意識して届けられたらと思います。

▼黒木華 長かったような短かったような稽古期間を経て、いよいよ本番です。3人でとても濃密な時間を過ごした気がします。共演のおふたりの感情を取りこぼさぬよう。見てくださる方に葛藤や愛情が伝わりますように精いっぱい演じたいと思います。

▼中田青渚 稽古を重ねるごとに作品が少しずつ立体的になっていく感覚がすごく不思議であっという間の稽古期間でした。演劇の初歩的な部分から皆さんにたくさんのことを教えていただき、難しいけれど演劇っておもしろい! と感じました。