サッカーW杯北中米大会の日本代表メンバー26人が、15日に発表される。元JリーガーでU-20日本代表としてU-20W杯カナダ大会に出場し、現在は秋元康氏がプロデュースする昭和歌謡グループSHOW-WAの青山隼(38)が、このほど日刊スポーツの取材に応じ、大会の見どころや展望を語り、26人のメンバーを選んだ。【取材・構成=野見山拓樹】
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マイクを手にステージに立つ青山は、名古屋を皮切りにC大阪、徳島、浦和でプレーした。「W杯前なのでいろいろ話したくて、指をくわえていました」と前のめりで、メンバー予想のメモまで準備していた。メンバーは「結果が求められる大会なので、途中出場で流れを変えられる選手が重要。ベースは固まっていると思うので、誰が流れを変えられるかを重視しました。前田大然選手や相馬勇紀選手あたりに注目しています」と悩み抜いて選んだ。
今大会の注目選手は「佐野海舟選手」と即答。青山も現役時代は中盤でプレーしていたこともあり、特に守備に注目しているという。「ボールの刈り取り方がえぐいです。しっかりと体を張ってボールを取れる選手。4月のイングランド戦でもかなり効いていました」と、佐野の“回収”力を絶賛。攻守にわたる活躍を期待した。
一方で、「僕の現役時代もそうでしたけど、チームの調子が良いときほど危ない」と不安も明かした。過去のW杯を引き合いに出し、「ロシア大会は内部でいろいろとあった中で16強まで勝ち上がって、逆にブラジル大会やドイツ大会は、万全だと思われていた中で結果を残せなかった。今の日本はブラジルやイングランドに勝って、本当に調子が良いけど、危機感は覚えています」。期待されていた南野拓実(31)や三笘薫(29)など主力の負傷が相次ぎ、選出は不透明な状況だ。それでもチーム状態は過去最高と強調。「日本は良い守備から良い攻撃ができるカウンターのサッカーをするチーム。しっかり守って、ショートカウンターを狙い続ければ、相手のロングボールも増えて、日本の時間が増える。ボールを持たれても、いかにボールを持たせていると思って我慢できるかが大事です」と語った。
1次リーグ初戦の相手に決まったオランダを特に警戒していると明かしつつ、「オランダ人選手たちとリーグ戦で戦っている選手も多いので、物おじせずに戦える。勝つと思います」と言い切った。「いよいよ森保政権の集大成を見せる大会。他の強豪国を見ても、前回大会ほどの圧倒的な仕上がりには達していないようにも感じるので、ダークホースになれると思います」と期待を込めた。
◆青山隼(あおやま・じゅん)1988年(昭63)1月3日、仙台市生まれ。MFとして徳島やC大阪などでJリーグ通算139試合出場。15年のシーズン途中に引退し、俳優に転身。23年にオーディションをへてSHOW-WAを結成。24年にデビューし、25年に第67回日本レコード大賞の新人賞を受賞。現在は元ブラジル代表のエジミウソン氏が設立した「エジミウソン財団」理事として、子どもたちの支援も行う。身長183センチ。



