プロ3年目を迎える西武山村崇嘉内野手(20)が宮崎・南郷でのA班キャンプスタートを決めた。「どんどんアピールしてやっていきたい、その一心です」と短い言葉に気を込めた。

マシン打撃で連日、強いライナーを連発している。中村剛也内野手(39)や源田壮亮内野手(29)らの自主トレに加わり、金言を得ながら汗を流している。

東海大相模(神奈川)では高校通算49本塁打を誇るも、本分はパワーというより打撃センスにある。将来の中軸候補として期待を寄せられるも、現状の争いは厳しい。「やっぱり選手層が厚いので。本当にガムシャラに」。29日も午後遅くまで振り込んだ。

キャンプ途中から山川、源田、呉念庭内野手(29)の内野手3人が、WBC出場のために南郷を離れる。山村にとっては、この上ないアピールタイムだ。

「少ないチャンスだと思うので、そこでしっかり結果出せるように。同じポジションのライバルが多いので勝っていきたいです」

三塁、遊撃。名門仕込みのバットコントロールを、今年こそ1軍で示したい。【金子真仁】

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