【ビリャレアル(スペイン)=高橋智行通信員】レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)が、アウェーの古巣ビリャレアル戦で今季6ゴール目を含む1得点1アシストを記録し、3-0の勝利に貢献した。チームは前半のうちに3点を奪取する快勝だった。
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前半終了間際に存在感を発揮する。まず38分、右CKからミケル・メリーノのヘディングでの先制点をお膳立て。続く41分、今度は久保のシュートコーナー後のマイナスのパスをザハリャンがダイレクトシュート。これをスビメンディがゴール前で合わせ、追加点をマークした。
さらにアディショナルタイムの49分、ミケル・メリーノのパスを受け、今季6点目を記録した。これは久保にとって、9月30日のビルバオ戦以来となる、公式戦13試合ぶり、リーグ戦8試合ぶりのゴールとなった。
「うれしかったですね、久々のゴールだったんで。安心感がありました。ゴール自体はコントロールがうまく決まったんで、あとは落ち着いて流し込むだけかなと思いました」
ハーフタイムには着ていたユニフォームを脱ぎ、スタンドのサポーターにプレゼントした。
「知り合いの知り合いみたいな人にあげました。前回のオサスナ戦で頼まれましたけど、すでに2つとも交換しちゃったんで。それで今回約束していたので、忘れないうちにハーフタイムにあげたってことですね」。ビジャレアル時代から知るサポーターだった。古巣に向けて、また一つ大きくなった姿を披露した。
久保は後半も右ウイングでプレーしたが、チームが3点のリードを奪いペースダウンしたことで攻撃の機会が減り、前線でボールを待つ時間が長くなった。また相手にボールを持たれたことで、自陣に引いて守ることが多くなっていた。
久保は疲れた様子を見せながらも、最後までピッチを走り回って1得点1アシストを記録し、攻守に渡り勝利に大きく貢献。試合後、今季のリーグ戦通算7回目のMVPに輝いた。
全得点に絡むパフォーマンスに「満足していますよ。数字がついてきたのが1番うれしいです」。順位は暫定ながら5位に浮上。目指すは欧州チャンピオンズリーグ圏内の4位だ。
「やっぱり上位陣に食らいついていかなきゃいけない立場。前季は追われる立場でしたけど。今季はこっちが追っていかなければいけないので、今日みたいな試合を勝ち取ったっていうのは、しっかりプラスになるかな」。
ここから中2日での試合が続く過密日程が続く。チームにとっては一つの試練となる中「あんまり離されてない方が最後にスパートをかけられると思うので、大事にしたいです」。自らのゴールで順位も1つ1つ、上を狙っていく。

