フィギュアスケート女子で前人未到の世界ジュニア選手権3連覇を達成した島田麻央(16=木下グループ)が、ジュニア最終年となる来季フリーでYOSHIKIが作詞・作曲した「ミラクル」を滑ると明かした。

30日、名古屋市内の中京大中京高へ活動報告のため訪問。振り付けは坂本花織らの演目を手がけたマリーフランス・デュブレイユ氏が初めて担当するといい「もっと練習して、良いプログラムにしたい」と意気込んだ。

「ミラクル」を選ぶきっかけとなったのは、3月18日のメジャー開幕戦「ドジャース-カブス」(東京ドーム)を現地観戦した時のこと。YOSHIKIが君が代と米国の国歌をピアノ演奏する姿に感銘を受けたからだという。

「ピアノを手で弾くだけではなく、全体で音を奏でているような感じがした。本当に心のこもった演奏ですごく良いなと聞き入ってしまった」

中京大中京高の4学年先輩の河辺愛菜が、21-22年シーズンのフリーで同演目を滑って北京五輪に出場した縁もあり「(当時も)良いなと思っていた。それでYOSHIKIさんの曲にしようと思いました」と理由を説明した。

4月末から1週間ほどカナダへ渡り、デュブレイユ氏のもとで指導を受けた。ジャンプを跳ぶ前にも細かな振り付けが入っているといい「いろいろな音ハメがあって、表現に強弱をつけないといけない」と練習中。現地ではスケーティングをはじめ、ダンスやバレエなどのレッスンも受け「充実した時間になった」と笑顔で振り返った。

来季は8月の木下カンセープレゼンツサマーカップ(滋賀・大津市)で初戦に臨む予定。4連覇を狙う世界ジュニア選手権では、自身が保持する連続優勝の最長記録更新がかかる。

年齢制限のため来年2月のミラノ・コルティナ五輪には出場できないが「五輪選考に関係ないからこそ、いろいろチャレンジができる年になる。頑張らないとミラクルは起こらない。世界ジュニア4連覇はミラクルだと思うので、そこを目指したい。想像もつかないようなミラクルを起こせれば」と思い描いた。【藤塚大輔】