4日午後7時から、侍ジャパンは韓国と準決勝を戦う。

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<野球主要大会の日韓戦因縁>

★オールプロチームのきっかけ(00年シドニー五輪) オールプロで臨んだ韓国に対し、日本はプロアマ混成チームで挑んだ。予選リーグで6-7で敗れた日本は、メダルがかかった3位決定戦で韓国と再戦。松坂大輔(西武)の好投で中盤まで投手戦となったが、8回に李承■(■は火ヘンに華)(元ロッテ、巨人)に決勝打を浴び敗戦。日本がオールプロで五輪に臨むきっかけとなった

★マウンドに国旗(06年WBC) いまでは世界一決定戦として定着した国際大会の第1回大会。東京ドームで行われた1次リーグで2-3で敗れると、勝った韓国チームはマウンドに国旗を立て物議を醸した。米国に舞台を移した2次リーグでも敗戦(1-2)。だが準決勝で当たった3度目の対戦で、代打福留孝介(中日)の先制&決勝弾で6-0勝利。勢いに乗り、決勝でキューバを破り初代王者に輝いた

★G・G・佐藤の落球(08年北京五輪) 1次リーグは、2点リードの8回に和田毅(ソフトバンク)が李大浩(元オリックス、ソフトバンク)に同点弾を浴びると、9回に勝ち越しを許して3-5敗戦。再戦となった準決勝では、同点の8回に岩瀬仁紀(元中日)が李承■(■は火ヘンに華)に先制弾を被弾。その後もG・G・佐藤が適時失策を犯した。屈辱的敗戦が尾を引き、3位決定戦でも米国に敗れメダルを逃した

★イチローV打(09年WBC) 第2ラウンドまでに4度も対戦が組まれ、2勝2敗。最終決戦は決勝戦。同点の延長10回2死二、三塁で、この大会打率2割1分1厘(決勝戦前時点)と大不振だったイチロー(元マリナーズ)が、中前に決勝2点適時打を放ち、WBC連覇を果たした

★大谷の快投(15年プレミア12) 開幕戦で直接対決。先発の大谷翔平(エンゼルス)が6回2安打10奪三振無失点の好投で5-0の圧勝。準決勝での再戦も大谷が7回1安打無失点と韓国打線を抑え込んだ。しかし日本は救援が打たれ、逆転負けを喫した

★稲葉監督男泣き(19年プレミア12) 2次ラウンドの直接対決を10-8で勝利すると、決勝戦での再戦も山田哲人(ヤクルト)の逆転3ランなどで勝ち優勝。稲葉監督は男泣きした