3位から出た日本の松山英樹(29=LEXUS)が5バーディー、1ボギーの67と伸ばし、通算13アンダー、200で首位に1打差の2位につけた。最終日は最終組で回り、金メダル獲得へ向けた最後の戦いへ挑む。前日首位のシャウフェレ(米国)が199でトップを守った。

松山はラウンドを終え「なかなか思うようにいかなかったですけど、途中でスコアを伸ばすことができたので。最後17番も取って終われたので、よかったかなと思います」と振り返った。

この日は前日の順延の影響で早朝から第2日の未消化分2ホールをこなしてのラウンドだった。猛暑の中で20ホールをこなした点については「よくあることなので、問題ないです」と話した。最終日は優勝したマスターズと同じくシャウフェレと最終組で回る。「いい位置で3日間終われたので、明日やり切るだけ。(メダルは)あまり考えずに自分にできることをやった結果、そうなればいいなと思います」と意気込んだ。

日本からは松山のほか、星野陸也(25=フリー)も出場しており、この日は73で回って通算1アンダー、212で46位となっている。

◆五輪ゴルフの順位決定方式 メダルに絡む順位の選手が並んだ場合はプレーオフ(PO)で決定する。金、銀、銅(1~3位)を決めるため仮に1位に2人、3位に5人など複数選手が並んだ場合は、金、銀メダルを懸けたPO、銅メダルを懸けたPOが実施される。いずれの場合もメダルは金1個、銀1個、銅1個のみが授与される。大会は60人が4日間72ホールで争い、予選落ちはない。