五輪3連覇を狙った「絶対王者」ことテディ・リネール(フランス)が準々決勝で敗れる波乱があった。敗者復活戦に回る。 

1回戦から2試合連続で一本勝ちしていたが、第1シードのタメルラン・バシャエフ(25=ROC)に延長の末、技ありを奪われた。場外際で相手の連続技を受けて背中をつけた。ビデオ判定で技ありとなった。

五輪2連覇、世界選手権8連覇を達成し、20年2月のグランドスラム・パリ大会で影浦心に敗れるまで国際大会で154連勝を記録していた「絶対王者」が五輪3連覇を逃した。