スペインがオーバーエージ枠で参加しているアセンシオ(レアル・マドリード)のゴールで日本に競り勝ち、決勝進出を決めた。

アセンシオは後半38分にペドリ(バルセロナ)に代わって途中出場。延長後半10分に「アセンシオ・ゾーン」とでも言うべき得意の右45度の角度から、左足で巻くようにカーブするシュートをファーサイドに突き刺した。

「とてもハイレベルな試合。2つの素晴らしいチーム同士が決勝進出をかけて張り詰めた雰囲気の中で戦う、みんなが期待する準決勝そのもののような試合だった」と振り返ったスペイン・デラフエンテ監督。日本の印象について「素晴らしいチームで、ここ数年で技術的、戦術的、フィジカルとあらゆる面で向上してきた。重要なライバルで世界的にも名声を得てきた」と評した。だがこの日の戦いについては「我々は自分たちのサッカーをし、勝ちにふさわしかったと思う」と納得の笑みを浮かべた。

同監督は決勝に向けて「オリンピックの決勝に進むことができてとてもうれしい。これでメダル獲得は決定したが、もちろん金メダルを目指して戦う」と話し、主将のバジェホ(Rマドリード)も「ここで満足してはいけない。金メダルを獲得するために戦わなければならない。1日リカバリーに充てることができるので有効に使いたい」と話した。