大橋悠依(25=イトマン東進)が4分35秒71で2組1着、全体3位で決勝進出を決めた。この種目では18年パンパシフィック選手権で金メダル、19年世界選手権で銅メダルを獲得。25日の決勝で、競泳陣最初のメダルの期待が懸かる。

バタフライの100メートルを3位で通過すると、得意の背泳ぎ首位に立ち、2位に0秒61差をつけて折り返した。続く平泳ぎでは2位に体2つ、3秒54の大差をつけた。自由形のラスト50メートルは流す余裕を見せたまま、2組終了時点での全体1位を守った。

最終3組で2人にタイムを抜かれ、全体3位での決勝進出が決まった。初出場ながら決勝では、冷静なレース運びも兼ね備え、メダルを狙う。

レース後は「正直、すごい緊張していて、すごく恐怖心もあったんですけど、自分を信じてくれる人も含めて、信じて泳がないと、と思って、覚悟を決めて予選レースをしました」と、力強く語った。

決勝に向けても「最後の100メートルは余力があるので、明日は朝からになりますけど、1発しかないので、しっかりと体を動かして、本当に自分の納得いくレースをしたいし、応援してくださる方々に、よかったなと思っていただけるレースをしたい」と力を込めた。