東京オリンピック(五輪)競泳で200メートルバタフライの本多灯が日本男子初のメダルとなる銀に、両親は感激しきりだった。29日の日本テレビ系情報番組「スッキリ」で、本多が通った神奈川・大和市内のアリーナつきみ野スポーツクラブで応援するVTRを放送した。

母聡子さんは「ホッとしています。うれしいです」と涙を流した。「泣くつもりないって決めていたんですが。お恥ずかしいですけど込み上げてきちゃって。今まで全部見てきているんで、ちょっとあふれちゃいました」と話した。

父正光さんは「こんな大逆転がくるとは思わなかったので。いつも通りに泳いでくれればよかった。それがその上をいってくれたので、本当にうれしい。ありがとうございます」と頭を下げていた。

幼稚園から通ったというクラブの野口恒明支配人は「いつもお兄ちゃんの後ろにいて、ニコニコ笑って一緒に動いていた」と当時を振り返った。入場から明るく振る舞っていたが「非常に明るくひょうきんで。物おじしないタイプだと思う」と勝因の1つと明かしていた。