16年リオデジャネイロ五輪金メダリストの土性沙羅(26=東新住建)が敗者復活戦で周風(中国)を7-2の判定で破り、2大会連続のメダル獲得へ、3位決定戦に進んだ。第1ピリオドは残り1分を切ったところでタックルを決め、3-0でリード。第2ピリオドは一時3-2と追い上げられたが、相手を立っている状態から押し倒す大技を決め、4点を加点した。7-2の快勝に「後がない状態だったのでやりきろうと決めていた。何度も対戦していて、お互い手の内を知り尽くしているが、しっかり対処できた。自分のレスリングができた」と振り返った。

銅メダルをかけ、3日午後8時55分から、準決勝で敗れ3位決定戦に回っているアラ・チェルカソワ(ウクライナ)とぶつかる。初めての対戦となるが「(2日の1回戦敗退から)気持ちを切り替えた。絶対メダルを持ち帰る。攻めの姿勢を崩さず、しっかりやりきりたい」と意気込んだ。