柏レイソルが、前半の失点を取り戻せないまま0-1で敗れた。ACLでは1次リーグでの敗退(4日)が決まり、それから最初のJリーグでも負け、チーム全体が重苦しいムードに包まれた。

 チームをまとめる立場のMF大谷秀和(33)は、後半からボランチに入って攻撃のリズムをつくったが、あと1歩及ばず、試合後はチーム全体の雰囲気について触れた。

 大谷 ハーフタイムでアップしてからロッカーに行きましたが、チームはものすごく暗かった。1点負けているだけなのに、もっと点差がついているような感じでした。前半をベンチから見ていて感じたのは、もっと声をかけあえば解決できる場面がたくさんあったと。うちの選手はおとなしい選手が多い。普段から声を掛け合えばと感じます。後半は良くなりましたが、それは広島が前から圧力をかけてこなかった面もあると思います。前半を悪いなりに0点に抑えていればと。失点をしてしまったのが痛い前半でした。

 リーグ戦では開幕カードの仙台戦で敗れて以来の2敗目だが、ACL敗退ショックがチームに影を落としかねない状況だ。