バルセロナを退団するスペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(33)の獲得を目指すヴィッセル神戸が年俸を含めて諸条件の交渉に入っていることが9日、分かった。

 親会社楽天の三木谷浩史会長兼社長(53)が既に同国で交渉を実施。Jリーグ史上最高を大幅に超える年俸3500万ユーロ(約47億3000万円)を最大で用意していたが、年俸の減額など細部にわたって条件交渉を重ねている。イニエスタの現年俸は800万ユーロ(約10億8000万)とみられ、最低でも現年俸を超える金額は提示しているとされる。

 この日、現地紙マルカは「イニエスタがどことも合意しておらず、さまざまなクラブと交渉をオープンにしている」と報道。他の候補とされる米国やオーストラリアについては「(撤退した中国スーパーリーグの)重慶よりオファーが低い」と伝えた。