柏レイソルは浦和レッズに競り負け、降格圏内の17位から順位を上げることができなかった。

加藤望監督(48)は「選手たちは最後まで勝利にむかってプレーしてくれた。そこに関してはよかった。結果としては残念だが、下を向かずに選手たちはプレーしていたと思います」と振り返った。

試合では前半35分に2試合連続で先発したFWオルンガ(24)のゴールで幸先よく先制するも、3分後にMF長沢和輝(26)に同点弾を許し、41分にはDFパク・ジョンス(24)のクリアミスからFW興梠慎三(32)に鮮やかなループシュートを決められた。1失点目もDFの人数が足りていた状態での失点だった。

加藤監督はこれらのシーンについて「確かにミスですが、2失点目などは(パク・ジョンスが)パスを出す判断が遅くなってしまった理由、周りのサポートの遅さだったり、そこに至るまでのボールの動かし方がミスを招いたかなと思っています」とチーム全体に問題があったことを強調した。

また、試合では前節も前半のみで交代していたFW伊東純也(25)をベンチスタートとした。この理由についてはコンディションの問題だと説明し、「前節にちょっと体調を崩したところもあって、トレーニングも週の半ばから合流したので、90分は難しいだろうと。江坂が調子もよかったのでスタートになりました」と話した。