ヴィッセル神戸から加入2年目のセレッソ大阪MF藤田直之(33)が、移籍後初ゴールを記録した。首位川崎フロンターレと勝ち点1差を維持し「移籍後初ゴールに1年半ぐらいかかって『やっと取れた』っていう正直にうれしい気持ちです」と充実した表情だった。

1-0の後半5分、敵陣でボールを奪い、元日本代表MF清武のパスをペナルティーエリア左で受けた。左足でシュートを放つと、相手GKの股の間を抜いてゴール。「最後の最後にニア(近いサイド)を狙うフリをして『股開いてくれ!』って思いながら打ちました。前から連動して奪うっていう、チームの形が出せた」と一連の流れを振り返った。

次節は22日に古巣神戸との関西ダービーを控える。終盤の押し込まれた展開を反省しながら「いかにパスコースを作れるか。いかにボールを持ってサッカーをするのか」とキッパリ。チームとしての課題を克服しながら、リーグ初優勝へ勢いを加速させていく。