J1第11節が8月19日に行われる。各カードのoptaファクトは以下の通り。


※ファクト内の数字はJ1での成績

川崎フロンターレ – セレッソ大阪

・川崎対C大阪の通算22試合では、互いに8勝ずつを挙げての互角(6分)。川崎にとってC大阪は、G大阪(35.5%)に次いで2番目に勝率の低い相手(36.4%)。

・川崎はC大阪戦直近4試合で3敗(1分)。それ以前の7試合では1敗しかしていなかった(3勝3分)。今カードで勝利を挙げたのは、2017年9月の対戦が最後(5-1)。

・川崎は今季J1開幕10試合では、現在の9連勝を含む無敗(1分)。開幕から10試合での獲得勝点28はリーグ史上最多。直近9試合のうち8試合で複数得点を挙げている(1試合平均:3.2得点)。

・川崎は対戦時に順位上2位のクラブとの対戦で現在、2試合連続無失点での2連勝を含め、4試合連続無敗(2勝2分)。対するC大阪は、対戦時に順位上首位のクラブとの直近8試合で白星と黒星を交互に繰り返している(4勝4敗:前回は昨年8月、FC東京戦で0-3の敗戦)。

・C大阪は現在6試合連続無敗(3勝3分)。また、直近22試合で複数失点を喫したのはわずか1試合のみ(1試合平均:0.6失点)。

・川崎は今季先制した7試合で全勝(ホーム戦3試合含む)。一方のC大阪は今季、同状況となった6試合で全勝(アウェイ戦4試合含む:敵地ではリーグ最多タイ)。

・C大阪は2017年以降の今カードで得点を挙げた選手が全て日本人選手。同チームが2017年以降に挙げた得点を全て日本人選手が記録した対戦相手としては、仙台に次いで2番目に多い(仙台戦:11点、川崎戦:10点)。

・山根視来はDF登録選手の中で、直接得点関与数が今季リーグ最多(4点:2得点、2アシスト)。また、同ポジション選手の中では敵陣ペナルティエリア内タッチ数もリーグ最多(24)。


横浜FC – 鹿島アントラーズ

・横浜FCは前節湘南戦で、今季第3節以来、7試合ぶりとなる勝利を挙げた(4-2)。クラブ史上ではこれまで連勝を記録したことはない。

・横浜FCは現在6試合連続複数失点中(1試合平均:2.8失点)。開幕から10試合での失点数としては、以前J1に所属していた2007年シーズン(21)を上回っている(22失点)。

・鹿島は現在4試合連続複数得点を挙げて無敗(2勝2分:1試合平均2.5得点)。今季それ以前の6試合で複数得点を挙げたのはわずか1試合、5敗を喫していた(1勝:1試合平均0.8得点)。

・鹿島はアウェイ戦直近5試合で4敗(1勝)。それ以前に敵地での19試合で喫した敗戦数と等しい(9勝6分4敗)。

・鹿島はアウェイでの神奈川県のクラブとの対戦で現在11試合連続未勝利(2分9敗)。この間、9試合で複数失点を喫している(1試合平均:2.4失点)。敵地での同県クラブとの対戦で挙げた最後の勝利は、2016年4月の湘南戦(3-0)。

・鹿島が今季J1開幕10試合でゴールポスト及びバーにゴールを阻まれたのは8回。これ以前のリーグ戦20試合で記録した回数と同じ。

・鹿島は今季先制された試合がリーグワースト(7)。このうち5試合で敗戦しているが、同直近2試合ではいずれも勝ち点を挙げている(合計4)。

・横浜FCは今季23歳以下の選手による得点数がリーグ最多(8)。一方の鹿島は、今季18歳以下の選手をもっとも出場させているクラブ(3人)。


湘南ベルマーレ – 名古屋グランパス

・湘南対名古屋の通算28試合では、湘南が10勝4分14敗と負け越している。しかし、湘南にとって名古屋は、現在J1に所属するクラブの中で鹿島と並び最も多く勝利を挙げている相手。

・湘南は名古屋戦で現在7試合連続無敗(4勝3分)。今カードではそれ以前の16試合でわずか2勝しか挙げていなかった(1分13敗)。

・湘南は現在、2019年9月~11月以来となる4連敗中。今季開幕から10試合での敗戦数(8)、獲得勝点(4)はいずれもクラブ史上ワースト。

・湘南はホームでの直近11試合でわずか2勝(2分7敗)。この間、複数得点を挙げたのは2試合のみ(1試合平均0.6得点)。これ以前には、2試合連続3得点を挙げての2連勝だった。

・名古屋は現在3試合連続で失点を喫しており、この間2敗している(1勝)。それ以前には無失点での3連勝を記録していた。

・名古屋は神奈川県のクラブとのアウェイ戦直近12試合でわずか1勝(5分6敗)。唯一の勝利は、2018年8月の横浜FM戦で挙げたもの(2-1)。

・名古屋に所属する日本人選手が湘南戦で得点を挙げたのは、2015年7月の川又堅碁が最後。これ以降の5得点は、イ・スンヒ(韓国)、シモヴィッチ(スウェーデン)、ジョー(2点:ブラジル)、ジョアン・シミッチ(ブラジル)が記録している。

・湘南が今季のホーム戦で挙げた3得点はすべてヘディングによるもの。このうち石原直樹が2得点、鈴木冬一が2アシストを記録している。


清水エスパルス – 横浜F・マリノス

・清水は横浜FM戦で現在3連勝中。今節でも勝利を挙げれば、今カードではクラブ史上初の4連勝となる。同カードではそれ以前の14試合で1勝しか挙げていなかった(4分9敗)。

・清水はホームでの横浜FM戦直近12試合でわずか1勝(5分6敗)。しかし、この1勝は昨季の前回対戦で挙げたもの(2019年6月:3-2)。

・清水は現在、2019年5月~6月以来となる5試合連続無敗(2勝3分)。今季はそれ以前に5連敗を喫していた。

・清水は前年度優勝チームとの対戦で現在14試合連続未勝利(2分12敗)。同チームが最後に同対戦で勝利を挙げたのは2011年10月の名古屋戦(2-0)。

・横浜FMが開幕10試合で5敗するのは、12位に終わった2018年以来2シーズンぶり(当時:2勝3分5敗)。今季開幕からの10試合で獲得した勝点11(3勝2分5敗)は、J1前年覇者として同期間で獲得した勝ち点数としてはワースト2位タイ。

・清水は今季、ヘディングでの得点数がリーグ最多(6点)。対する横浜FMは、今季ヘディングによる失点を喫していない(リーグで4チームのみ)。

・横浜FMは今季敗れた各5試合で12本以上のシュートを記録している。この間の決定率は7%(5ゴール/71シュート)。

・立田悠悟は前節仙台戦で、J1デビューを果たした2018年以降、1試合ではいずれも自身最多となるパス(83)、パス成功数(74)、敵陣パス(39)、敵陣パス成功数(33)を記録。同選手は今季、チーム最多のタッチ数を記録している(634)。


ガンバ大阪 – 浦和レッズ

・G大阪対浦和の通算56試合では、G大阪が24勝11分21敗とわずかに勝ち越している。G大阪にとって浦和は、現在J1に所属するクラブの中で鹿島(1.3得点)、横浜FM(1.4得点)に次いで3番目に1試合平均得点の少ない相手(1.5得点)。

・G大阪は浦和戦直近7試合でわずか2勝(3分2敗)。それ以前の今カード15試合では10勝を挙げていた(2分3敗)。

・G大阪はホームでの浦和戦で現在3試合連続未勝利(2分1敗)。今節でも白星を逃すと、本拠地での今カードでは2002年以来の4試合連続未勝利となる。

・G大阪は直近6試合で5勝を挙げている(1敗)。また、開幕から9試合での獲得勝点は、2008年以降でクラブベストタイ(19:2015年と並び)。

・浦和は直近4試合でわずか1敗(2勝1分)。しかし、アウェイでの直近3試合では2敗を喫している(1勝)。

・浦和は関西のクラブに対して現在3連敗中。今節でも敗れると、同地域クラブを相手には1996年9月~1997年4月以来の4連敗となる。同対戦で勝利を挙げたのは、2019年4月の神戸戦が最後(1-0)。

・レオナルドは現在4試合連続得点中。今季3得点以上を記録している選手の中では、ブロックを除く決定率がリーグトップ(50%:7点/14本)。

・アデミウソンはG大阪が浦和戦で挙げた直近4得点のうち、3点に直接関与している(2得点、1アシスト)。同選手にとっては、名古屋(6得点)に次いで2番目に多く得点に関与している相手(5点:2得点、3アシスト)。


ヴィッセル神戸 – 柏レイソル

・神戸対柏の通算38試合では、神戸が11勝4分23敗と大きく負け越している。神戸にとって柏は、現在J1に所属するクラブの中で最も敗戦率の高い相手(60.5%)。

・神戸は柏戦直近11試合でわずか1勝(2分8敗)。しかし、この1勝は今カードの前回対戦で挙げたもの(1-0:2018年7月、ホーム)。

・神戸は直近5試合でわずか1勝(2分2敗)。また、現在は2019年8月以来となる4試合連続複数失点中(計8失点)。

・神戸はホーム戦直近4試合で3敗(1勝)。この間、3試合で複数失点を喫した(1試合平均:2失点)。また、これ以前の本拠地での13試合で喫した敗戦数と等しい(7勝3分3敗)。

・柏は前節C大阪戦で、6試合ぶりの敗戦を喫した(1-3)。また、現在は3試合連続で1得点に留まっている(1勝1分1敗)。それ以前には3試合連続で3得点以上を挙げていた(3勝)。

・オルンガは現在、自身最長の6試合連続ゴール(この間9得点)。今季柏が記録している21得点の57.1%(12:11ゴール+1アシスト)、総シュート数(139)の38.8%(54:シュート43+ラストパス11)に直接関与している。

・イニエスタは今季無得点の選手の中では最多となる28本のシュートを放っている。また、相手選手にブロックされたシュート数もリーグ最多(16)。

・柏の今季ファウル数は横浜FMと並びリーグ最多タイ(135)。しかし、個人での今季リーグ最多ファウル数(21)を記録している仲間隼斗はイエローカードを受けていない。


サンフレッチェ広島 – FC東京

・広島はFC東京戦直近9試合でわずか2勝(2分5敗)。しかし、今カードではこれ以前の11試合では7勝を挙げていた(1分3敗)。

・広島はホームでのFC東京戦直近5試合でわずか1勝(1分3敗)。また、この敗戦数はそれ以前に本拠地での今カード11試合で喫した数と等しい(6勝2分3敗)。

・広島はホーム戦直近3試合で2敗(1勝)。それ以前、本拠地では11試合連続無敗だった(6勝5分)。

・広島は前節浦和戦も含め、直近6試合のうち3試合で無得点(この間の総得点は4:1試合平均0.7得点)。今季リーグ全体で、xG(ゴール期待値:15.8)をもっとも下回っているクラブ(計11得点:xG-得点は-4.8)。

・FC東京は前節名古屋戦で5試合ぶりの白星を挙げた(1-0)。今節でも無失点に抑えると、2019年8月以来の3試合連続クリーンシートとなる。

・FC東京は今季のアウェイ戦で未だ無敗(3勝3分)。しかし、同チームが開幕からアウェイ戦7試合連続無敗を維持したことはない(2015年と並びクラブベストタイ)。

・レアンドロ・ペレイラはJ1では現在、松本在籍時の2019年5月に記録した自身ワーストの6試合連続に次ぐ、5試合連続無得点。今季広島が記録しているシュート数(140)の30%は、同選手が直接関与している(42:シュート35+ラストパス7)。

・ディエゴ・オリヴェイラはFC東京が2018年以降の広島戦で挙げた5得点のすべてに直接関与している(3得点、2アシスト)。対チーム別では、最も多く得点に関与している相手(8点:5得点、3アシスト)。


北海道コンサドーレ札幌 – 大分トリニータ

・札幌対大分の通算4試合では、札幌が1分3敗と未だ白星がない。札幌にとって大分は、現在J1に所属する未勝利のクラブの中で、川崎(11試合)に次いで2番目に試合数の多い相手。

・札幌は九州地方のクラブとの直近9試合で7勝(2敗)。この間、全試合で得点を挙げている(1試合平均:2.1得点)。それまでの同対戦9試合では1勝しか挙げられていなかった(1分7敗)。

・札幌は現在、昨年4月以来の3連敗中。3試合連続3失点以上を記録するのは2012年11月以来であり、この間12失点を喫している。

・大分は前節横浜FM戦で、リーグ戦での連敗を5、連続未勝利を6で止めた。無失点に抑えたのも今季第2節の鳥栖戦以来8試合ぶりだった。

・大分はアウェイ戦で現在3連敗中。今節でも敗れれば、降格した2013年9月以来の敵地での4連敗となる(当時は7連敗)。

・昨季の札幌対大分では、2試合で計3点のオウンゴールが生まれた(札幌:2得点、大分:1得点)。2015年以降、同一シーズン内では最も多くオウンゴールが記録された対戦カードとなった。

・チャナティップは前節川崎戦で今季リーグ最多の5アシスト目を記録。今季札幌が記録している16得点の37.5%に直接関与している(6:1ゴール+5アシスト)。

・田中達也は前節横浜FM戦で決勝ゴールを記録。今季大分が挙げている3勝のうち、2試合(7月4日の鳥栖戦:2-0)で決勝ゴールを決めており、これまで同選手がJ1で得点に直接関与した6試合でも1敗しかしていない(アシストを記録した今季7月18日のG大阪戦だけ:1-2、2勝3分)。