名古屋グランパスは29日に、今季2度目の3連勝を懸けて北海道コンサドーレ札幌戦(札幌ド)に臨む。GKランゲラック(32)とFWマテウス(25)は27日、札幌戦に向けてオンライン取材に応じた。

名古屋は現在2連勝中。前節は首位川崎フロンターレを破り、相手の連勝を止めた。ここまで7勝2分け2敗の3位で、首位川崎Fとは勝ち点9差だが、名古屋の方が消化が2試合少なく、2戦とも白星を重ねれば勝ち点3差になる。逆転優勝へがぜん、ムードが高まってきた。

今季11戦フルタイム出場中のランゲラックは「結果が出ていていい状態。今は試合前から勝てるという気持ちがある。どこの国でも重要なのは勢い」と、現状のチームを分析した。

同選手を含めて新型コロナウイルス感染者がクラブ内から相次いだが、そのハンディはまったく感じさせない。

オーストラリア代表でも実績の多い守護神は来日3年目で、試合中は「右」「左」「戻れ」「寄せろ」など日本語で指示を送ることもある。英語も含めて早口で、かつ叫び声のため、テレビで観戦している夫人からは「きつく聞こえる」と言われることもあるという。

「どんな言語でも発信することが大事で、(主将DFの)丸山からの指示を受けたり、いい形で私も助けていきたい」。現在2試合連続無失点中で、あくまで最後方から守備を支えていく決意だ。

今季11試合1得点のブラジル人、マテウスは「(プレースキックなど)いろんな面で貢献できているのがうれしい。川崎F戦はみんなで走り切って守れた」と振り返り、札幌戦へは7月8日ガンバ大阪戦以来9試合ぶりのゴールも狙う。「そろそろ決めたいが、チームが勝っているので貢献しているつもりだし、勝ち点3のプレーを優先させて、その上で僕が決められれば最高」と意気込んだ。【横田和幸】