ガンバ大阪が敵地広島戦を2-1で制し、今季2度目の3連勝で7位へ浮上した。18年W杯ロシア大会日本代表のGK東口順昭(34)は、J1通算300試合出場を達成。GKでは楢崎正剛(631試合)らに続く史上7人目の大台に「自分の力だけではできなかった。周囲に感謝したい。まだ成長できるし、次は400試合が目標」と胸を張った。

記念試合に攻守で結果を出した。1点先制して迎えた前半20分、自身のキックからMF倉田を経由してFWパトリックの追加点となった。前半35分、広島MF浅野との1対1の場面では体全体を使い、失点を防いだ。劣勢の時間が圧倒的に多かったが「(試合中の対応策を)選手同士で話すことが増えてきている」と意思疎通の多さを歓迎する。

大阪・高槻市生まれでG大阪ジュニアユース出身。新潟を経て14年からG大阪でプロ生活を再スタートさせた。新潟時代は試合ではなくファンイベントで右膝を負傷。過去5度も手術を経験してきた。「大けががあったから、自分を律することができた」。3冠を獲得した14年度の黄金時代を築いた守護神は、今季もフル出場中。まだまだ元気だ。【横田和幸】