J1は12月19日に最終節9試合を行う。各カードのoptaファクトは以下の通り。

※ファクト内の数字はJ1での成績

ベガルタ仙台 – 湘南ベルマーレ

・仙台対湘南の通算13試合では、仙台が6勝4分3敗と勝ち越している。仙台は今カード直近9試合でもわずか1敗(5勝3分)。ホームでの今対戦では通算6試合無敗(3勝3分)。

・仙台は現在、今季初の2連勝中。同クラブが最後に3連勝を記録したのは2019年6月(当時4連勝)。しかし、今季ホーム戦ではいまだ白星なし(6分10敗)。J1史上、本拠地未勝利でシーズンを終えたのは過去2クラブのみ(大分:2013年、徳島:2014年)。

・湘南は現在6試合連続未勝利(3分3敗)。この間無失点に抑えたのはわずか1試合のみ(1試合平均1.5失点)。それ以前は6試合連続無敗(4勝2分)であり、この内の4試合でクリーンシートを記録していた(1試合平均0.7失点)。

・湘南は今季アウェイ戦ではわずか2勝(4分10敗)。今節引き分け以下だと、シーズン34試合制での敵地での勝利数としては、2010年シーズン(1勝2分14敗)に次いでクラブワースト2位となる。

・仙台は今季クロスから14得点を記録。今季同状況からこれ以上の得点を挙げているのは3クラブだけ(川崎、清水、横浜FM:いずれも15得点)。2015年以降、6年連続でクロスから二桁得点を挙げているのは仙台のみ。

・湘南は今季得点数がリーグ最少(29得点)であり、無得点に終わった試合数はリーグワーストタイ(13試合)。同一シーズン内に無得点だった試合数としては、2016年(15試合)に次いでクラブ史上ワースト2位。

・西村拓真は出場した湘南戦通算4試合で3得点。対チーム別では、C大阪戦(4得点)に次いで2番目に多く得点を挙げている相手。同選手は前回出場したホームの湘南戦では決勝点を記録(2018年8月:1得点)。

・中川寛斗は11月21日の名古屋戦以降、出場した直近5試合で3得点に直接関与(2ゴール、1アシスト)。同期間の直接関与得点数はチーム最多。同選手が今季それ以前に直接関与した得点数はわずか1点のみだった(1ゴール:出場13試合)。


鹿島アントラーズ – セレッソ大阪

・鹿島対C大阪の通算41試合では、鹿島が23勝4分14敗と勝ち越している。鹿島は今カードでは現在6連勝中。この間わずか1失点しか喫していない。

・C大阪はアウェイの鹿島戦では現在2試合連続無得点での2連敗中。今節敗れると、敵地での今カードでは2011年~2013年以来2度目の3連敗となる。

・鹿島は現在2試合連続無失点での2連勝中。それ以前の12試合で記録したクリーンシート数と同じ(6勝1分5敗)。同クラブが最後に無失点での3連勝を挙げたのは2019年5月。

・C大阪は今季アウェイ戦では10勝(1分5敗)。同クラブが敵地で二桁勝利を挙げたのは1999年以来(当時も10勝)。今節勝利すると、同一シーズン内のアウェイでの勝利数としてはクラブベストとなる。

・鹿島は今季シュート数(582本)と枠内シュート数(177本)がいずれもリーグ2位。しかし、決定率は今季リーグワースト2位(9.3%:54得点/582本)。2015年以降のシーズン別の同率としてもクラブワースト。

・C大阪は今季クリーンシート数がリーグ2位タイ(12試合)。今季の被決定率は名古屋(8%)に次いでリーグ2位(8.3%:36失点/434被シュート)。

・上田綺世は現在、出場したホーム戦では2試合連続2ゴール。同選手は今季ホームで2得点以上を挙げた選手の中では、1得点あたりに要した平均時間がエリキ(74.6分)に次いでリーグ2位(81.6分:7得点/571分)。

・清武弘嗣は出場したアウェイ戦では現在3試合連続ゴール中(計3点)。同選手が今季記録した8得点の内、7点は敵地で挙げたもの。今季6得点以上を挙げた選手の中では、アウェイでの得点の割合が最も高い(87.5%)。


浦和レッズ – 北海道コンサドーレ札幌

・浦和対札幌の通算17試合では、浦和が10勝3分4敗と勝ち越している。しかし、今対戦直近8試合は五分の成績(3勝2分3敗)。浦和は今節勝利すると、今カードでは2008年以来のシーズンダブルを達成する(今季前回対戦は4-3で勝利)。

・札幌はアウェイの浦和戦では現在2試合連続無失点(1勝1分)。それ以前のJ1での初対戦から6試合では各試合で失点を喫しており、この内の5試合で複数失点を許していた(1勝5敗:1試合平均:2.3失点)。

・浦和はホーム戦直近9試合でわずか2勝(2分5敗)。この内の5試合で無得点。同クラブは今季本拠地では計7試合で無得点に終わっており、これは1993年(9試合)に次いでクラブワースト2位タイ(1994年と並び)。

・札幌はアウェイ戦直近7試合でわずか1勝(2分4敗)。この間の3試合で無得点(1試合平均0.9得点)。それ以前の本拠地15試合で無得点に終わった試合数と同じ(6勝3分6敗:1試合平均1.9得点)。

・浦和の今季ホームでの決定率は9.8%(18得点/183本)。2015年以降の同率としては、昨季の7.1%に次いで低い記録。今季本拠地での1試合平均シュート数は、同期間ではクラブ最少(11.4本)。

・札幌は今季アウェイで決定機を演出した回数がリーグ最多の35回。しかし、敵地で決定機を外した回数は今季リーグワーストの28回。

・杉本健勇は札幌との今季前回対戦で2得点を記録。同選手にとっては、2015年以降で最も多く得点を挙げている相手(5得点)。

・今季アシストを記録していない選手で、もっとも多くのラストパス数を記録しているのは、興梠慎三と菅大輝(各32本)。興梠は今節アシストを記録しないと、3シーズン連続アシスト0回となる。


柏レイソル – 川崎フロンターレ

・柏対川崎の通算27試合では、互いに11勝ずつを挙げてイーブンの成績(5分)。柏にとっては、今季J1に所属している中で、横浜FC(2.3)に次いで2番目に1試合平均得点の多い相手(1.89)。

・柏は川崎戦で現在の5試合連続未勝利を含み(1分4敗)、直近7試合でもわずか1勝(1分5敗)。この間、全試合で2失点以上を喫している(1試合平均:2.4失点)。

・柏は直近6試合でわずか1敗(3勝2分)。この間、全試合で1失点以下に抑えている(1試合平均:0.5失点)。しかし、ホーム戦では現在5試合連続未勝利(3分2敗)。

・川崎は現在、10月以来となる4試合連続無敗(2勝2分)。それ以前の4試合では2敗を喫していた(1勝1分)。

・川崎は今季、34試合制ではリーグ史上最多となる勝点80を獲得している。また、あと1勝を挙げると同条件下ではリーグ史上最多タイの26勝を達成する。また、引き分け以上であれば敗戦数の同記録も樹立することとなる(現在:25勝5分3敗)。

・今カードの両クラブが、今季1ゴールを決めるのに要した平均パス数はリーグトップ(川崎:234本)と2位(柏:244本)。

・オルンガは今季柏が記録している得点の53.4%に直接関与している(31:27G+4A/58)。今季自身が出場した67.7%の試合で得点に直接関与した(21/31試合)。

・三笘薫の今季枠内シュート率はリーグトップ*の82.5%(33/40*今季ブロックされた以外のシュートを7回以上記録している選手限定)。決定率も同シュートを16本以上記録している選手の中ではリーグ2位の24.1(13/40)。


FC東京 – ヴィッセル神戸

・FC東京対神戸の通算35試合では、FC東京が16勝11分8敗と勝ち越している。FC東京にとっては、最も引き分けた試合数の多い相手。

・FC東京は神戸戦直近12試合でわずか2敗(6勝4分)。また、ホームでの今カードでは、現在7試合連続で1失点以下に抑えている(計3失点:4勝1分2敗)。

・FC東京は直近4試合でわずか1敗(2勝1分)。それ以前には4連敗を喫していた。また、ホーム戦では現在、2試合連続無失点で連勝中。

・神戸は現在の3試合連続無得点での3連敗を含み、2019年5月以来の5連敗中(当時7連敗)。今節でも無得点で敗れると、クラブ史上ワーストタイの4試合連続無得点での4連敗となる(2012年4月に記録)。

・FC東京の今季シュート演出率(ラストパスによるシュート)はリーグワースト2位の69.5%(296/426)。今季同確率が70%未満なのはFC東京と名古屋だけ(68.4%)。

・神戸の今季インターセプト数はリーグ最多の495回。一方のFC東京は今季インターセプトされた回数がリーグで2番目に少ない(331)。

・波多野豪は11月以降に出場した公式戦(ACLとJ1)8試合のセーブ率が75%(15/20)。この間FC東京の1試合平均失点は0.8(6/8)。

・イニエスタが今季先発出場した22試合では神戸は勝率31.8%を記録している(7勝3分12敗)。一方、同選手が途中出場及び欠場した11試合の勝率は18.2%(2勝6分3敗)。


横浜FC – 横浜F・マリノス

・横浜FC対横浜FMの通算3試合では、横浜FCが1勝2敗と負け越している。初対戦で勝利(1-0)して以降、現在2試合連続4失点以上の連敗中で、1試合平均失点がもっとも高い相手(4)。

・横浜FCは現在、今季クラブワーストタイとなる6試合連続白星なし(3分3敗)。ホーム戦でも現在3試合連続未勝利で、この間の総スコアは2-6(1分2敗)。

・横浜FMは直近5試合で4敗(1勝)。この間5試合で複数失点を喫していて、同失点数は12(1試合平均2.4失点)。

・横浜FMはアウェイ戦では現在3連敗中。最後に敵地で4連敗を記録したのは2008年5月(当時4連敗)。

・横浜FCは今季試合開始からの15分間の時間帯(10、大分、浦和と並び)と、最後の15分間(76-90分:21)の時間帯に、それぞれリーグワーストの失点数を記録している。ホームでの直近13失点中11失点が両時間帯に記録されている(最初の15分間:5、最後の15分間:6)。

・横浜FMの外国人選手が記録した総得点数は、リーグ最多の41点。総得点に対する同選手の得点比率は、清水に次いでリーグ2位(64.1%、オウンゴールを除く)。一方の横浜FCは今季の得点者が全て日本人。

・斉藤光毅の今季ドリブル成功率は、日本人トップの57.1%(36/63)。今季リーグ全体で、61回以上ドリブルを記録している選手で、これを上回るのはイニエスタだけ(60.9:56/92)。

・今季横浜FMの日本人最多得点は、水沼宏太、前田大然、オナイウ阿道、天野純による各3得点。2015年以降、横浜FMの各シーズンにおける日本人選手による最多得点数で、もっとも少なかったのは、2007年の天野純による年間5ゴール。


名古屋グランパス – サンフレッチェ広島

・名古屋対広島の通算55試合では、名古屋が24勝11分20敗と勝ち越している。名古屋にとっては、浦和(99)に次いで2番目に総獲得勝点の多い相手(83)。

・名古屋は2012年以降の広島戦直近15試合でわずか3勝(6分6敗)。しかし、ホームでの今カードで敗れたのは2014年4月の対戦が最後(2-5)。

・名古屋は現在5試合連続無敗であり(3勝2分)、この間わずか1失点しか喫していない。また、ホーム戦では現在、同一シーズン内で2011年8月以来となる10試合連続無敗(8勝2分:当時11試合)。

・広島は現在、2019年5月以来となる2試合連続無得点での連敗中(当時3試合連続)。また、直近9試合でもわずか2勝しか挙げていない(5分2敗)。

・名古屋は今季、無失点試合数がリーグ最多(16)。今節でも無失点に抑えると、同一シーズン内のクリーンシート数としては34試合制においてリーグ史上最多タイとなる(2008年の大分と並び)。

・名古屋は今季、被シュート数がリーグで2番目に少ない(349本)。対する広島は、同項目が今季リーグで3番目に少ない(357本)。

・広島は今季、空中戦勝率がリーグ2位(54.8%)。対する名古屋は、今季同項目がリーグワースト2位(44.7%)。

・中谷進之介(2,176本)と丸山祐市(2,149本)は、パス本数が今季リーグで2番目と3番目に多い。両者は今季リーグのフィールドプレイヤーで、全試合にフル出場している3選手のうち2人(その他:マテイ・ヨニッチ)。


ガンバ大阪 – 清水エスパルス

・G大阪対清水の通算57試合では、G大阪が30勝6分21敗と勝ち越している。G大阪にとっては、通算勝利数が最も多い相手。

・G大阪は清水戦で現在4連勝中。また、今カードの直近34試合で無得点終わったのはわずか1試合のみ(1試合平均2.1得点、22勝6分6敗)。

・G大阪は現在、10月以来となる2連勝中(当時3連勝)。それ以前の4試合では1勝しか挙げていなかった(1分2敗)。しかし、ホームでは現在、2試合連続で白星がない(1分1敗)。

・清水は現在、10月以来となる2連敗中。それ以前の8試合では1敗しかしていなかった(3勝4分)。また、アウェイ戦直近19試合ではわずか2勝(4分13敗)。

・清水は今季、被シュート決定率がリーグワースト(14.3%:70失点/491本)。対するG大阪は、同項目が今季リーグで2番目に低い(8.3%:40失点/482本)。

・G大阪は今季、タックル成功率がリーグ2位(67.7%)。対する清水は、同項目が今季リーグワースト(61.3%)。

・清水は今季、クロスからの得点数がリーグ最多タイ(15得点:川崎、横浜FMと並び)。対するG大阪は、同状況からの失点が今季リーグで2番目に多い(13失点)。

・パトリックはG大阪が挙げている直近5得点のすべてに直接関与している(3得点、2アシスト)。また、同選手が得点に直接関与した40試合でチームはわずか1敗(28勝11分)。


サガン鳥栖 – 大分トリニータ

・鳥栖対大分の通算5試合では、互いに2勝ずつを挙げてイーブンの成績(1分)。しかし、鳥栖にとっては1試合平均失点が最も多い相手(2.0:全試合で2失点ずつ)。

・鳥栖は大分戦で現在3試合連続未勝利(1分2敗)。今カードで勝利を挙げたのは、2013年7月の対戦が最後(3-2)。

・鳥栖は直近12試合でわずか1敗(3勝8分)。この間、複数失点を喫したのは1試合のみ(1試合平均:0.8失点)。また、今節引き分けに終わると、同一シーズン内の引き分け数としてはJ1史上最多となる(現在14試合)。

・大分は直近6試合でわずか1勝(3分2敗)。しかし、アウェイ戦直近9試合ではわずか1敗しかしていない(5勝3分)。

・鳥栖は今季、被枠内シュート率がリーグで2番目に低い(30.1%)。対する大分は、同項目が今季リーグで3番目に低い(30.9%)。

・大分は今季、試合時間46-60分間での得点がリーグ最少であり、総得点に占める同時間帯の得点割合はリーグで最も小さい(9%:3/34得点)。対する鳥栖は、同時間帯での得点割合が今季リーグで最も大きい(29%:10/35得点)。

・鳥栖は今季、10代の選手をもっとも多く起用している(5人)。同年代の選手でもっとも多くの出場時間を記録しているのは松岡大起(2599分、出場31試合のうち先発は30)。

・田中達也は大分が鳥栖戦で挙げた直近4得点のうち、3点に直接関与している(2得点、1アシスト)。同選手にとっては、最も多く得点に直接関与している相手(3点)。