J1セレッソ大阪の元日本代表FW大久保嘉人(38)が13日、J2ファジアーノ岡山との練習試合(45分×3本)で復帰1号を飾った。

宮崎キャンプ最終日のこの日、3本目に出場して終了間際にPKを決め、8-4の大勝に貢献。J2東京ヴェルディから15年ぶりに復帰した古巣で第1歩をしるした。

今合宿で最後まで控え組だった大久保は、取材対応こそなかったが「試合は先発11人で勝つもんじゃない。途中出場でもいい」という覚悟通り、合宿中に報道陣に公開された3試合目で意地の初得点を刻んだ。レビークルピ監督が「選手の力を見極められた」と総括したように、背番号20を大きくアピールした。

FW1番手の豊川がこの日、ハットトリックを決め、J2金沢から加入の23歳加藤も初得点。来日できていないオーストラリア人のタガートを含めて競争は激化するが、J1最多185ゴールの大久保は必死の追い込みで開幕を目指す。