浜松開誠館(静岡2位)が、2年ぶりの全国大会出場へ好発進した。三重県四日市市立大池(三重1位)に3-1。背番号10のMF荒明斗空(あらき・とあ、3年)が、2得点を決める活躍を見せた。

開始直後に先制パンチを見舞った。前半2分、トップ下で先発した荒明がエリア内でこぼれ球を押し込み先制。「ゴール前に進入するように求められている。狙い通りに決められた」と胸を張った。2-0の同ロスタイムには、自ら獲得したPKを左下に沈めて試合を決定づけた。

今大会の上位3校に全国大会(18日開幕、山梨)出場権が与えられる。5日の準決勝は、岐阜県各務原市立中央(岐阜2位)と対する。勝てば全国大会出場が決まる一戦。荒明は「次も自分が点を決めて勝つ。東海大会を優勝して、全国へ行けるように頑張りたい」と闘志を燃やした。【古地真隆】

◆静岡学園大勝発進

静岡学園(静岡1位)は圧倒的な攻撃力で初戦を突破した。愛知県一宮市立尾西一(愛知2位)に、12-0で大勝した。終始優位に試合を進め、前半だけで6得点。大幅にメンバーを入れ替えた後半にも6点を追加した。全国切符の懸かる準決勝は、私立・帝京大可児(岐阜1位)と対する。この日チーム最多4ゴールのFW望月成真(せいま、3年)は「ワンチャンスを決めきる。ストライカーの役割を果たしたい」と力を込めた。