全国高校総体女子サッカー(18~22日、福井)に北信越代表で出場する帝京長岡(新潟)が初出場で初優勝に挑む。1回戦は豊川(東海第2=愛知)と対戦する。チームをけん引するのは昨冬の全国選手権4強入りに貢献したエースのFW鈴木菫(3年)。得意のドリブルで相手をかわし、正確なシュートやラストパスでチャンスを作り出す。FWからGKまで全ポジションをこなす万能エースが、この夏の主役の座を狙う。
エースの鈴木が全国舞台に立つ。柔らかなボールタッチと細かいステップを駆使するドリブルが武器。さらに、さまざまな角度から放つシュートもバリエーション豊富で、強振とコントロールショットを使い分ける。なでしこ1部チームの練習にも参加する逸材は「全試合ハットトリックを取るぐらいの強い気持ちで臨む。初優勝と得点王を取って長岡に帰ってきます」。
FWからGKまで全ポジションを高いレベルでこなす。GKとしての公式戦出場はないが松野智樹監督(48)は「サッカーセンスの塊。冗談ではなく、状況によってGK起用もあり得ますよ」と言い、鈴木も「キャッチングなどはまだまだだが、ビルドアップでは特長を出せると思う」と自信を見せる。
昨冬の全国選手権では主に右MF、DFでプレーし、1学年上の姉碧とともに県勢初の4強入りに貢献した。今後の新型コロナウイルス感染拡大状況によっては今冬の全国選手権開催も不透明になる。「当たり前だったことがそうではない時代。(全国総体が)最後の全国大会になってしまうかもしれないので優勝して姉を超えたい」と今大会に懸ける思いは強い。
技巧派が集まるチームは狭いエリアをパスワークで崩し、鈴木と2年生FW末次結依の強力2トップがゴールを狙う。「(末次は)得点王のライバル。2人で得点を量産して攻撃を引っ張りたいです」と活躍を誓った。【小林忠】
◆鈴木菫(すずき・すみれ)2004年(平16)1月24日生まれ、栃木県出身。小学1年でサッカーを始め、中学2年時に帝京長岡女子サッカー部の練習に参加し、進学を決める。帝京長岡では1年から公式戦出場。160センチ、右利き。



