人気漫画「キャプテン翼」の原作者、高橋陽一氏が代表を務める関東1部所属の南葛SCが、今季初戦に勝利した。天皇杯全日本選手権の東京都予選を兼ねた公式戦に臨み、エリース東京(関東2部)を1-0と退けた。
元日本代表MF稲本潤一、今野泰幸ら実績ある選手を補強し、日本フットボールリーグ(JFL)昇格へ本腰を入れる今シーズン。チーム合流からまだ1カ月ほどとあって稲本はベンチから外れ、今野はベンチ入りしたが出場しなかった。
大空翼の「ボールは友だち」をチームコンセプトとするクラブとあって、最終ラインから連動しながら相手をかいくぐり、細かくボールをつなぐモダンな南葛SC。ただ4月の関東リーグ開幕に向けたチームづくりの途中とあって、パスワークが乱れたところを狙われ、カウンターを浴びる場面があった。
エリース東京のハードワークに苦戦したものの、後半29分にMF村越健太が倒されてPKを得ると、これをMF宮沢弘が冷静にゴール左へと蹴り込んだ。この1点をしっかり守り、今季初勝利を手にした。
初陣を飾ったとはいえ、森一哉監督は「普段のトレーニングでやっていることが出せていない。相手が前から激しく来たのを怖がっていた」と試合内容には喜べなかった。選手層は確実に厚くなっており、競争をうながしながら強化していく。
また、ピッチサイドから見守った代表の高橋氏は「最初の試合で硬かったですね。まだまだこれからです」と安堵(あんど)の表情。南葛サッカーの春本番が待ち遠しい様子だった。



