日本初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」は、秋春制が採用された。昨年9月に開幕し、約3カ月の中断期間を経て5日に再開。今年が初めての体制ということもあり、中断期間の過ごし方には難しさもあったようだ。

首位を独走しているINAC神戸と最下位だったちふれ埼玉の一戦は、引き分けとなった。実戦感覚について聞かれたI神戸の星川敬監督(45)は、率直な感想を述べた。「Jリーグみたいにチーム数が多かったらプレシーズンマッチも、コロナ禍のような難しい状況でも可能だと思うが、チーム数も少ないし対戦相手も限られてくるので、難しかった」。現在リーグは11チーム。奇数のため、試合のないチームは「WE ACTION DAY」として、各クラブで理念推進活動を行っている。

また、準決勝から1カ月以上空いて決勝が行われた皇后杯についても触れ「レッズ(浦和)、ジェフ(千葉)さんみたいに、決勝を行うチームも大変だったと思う。試行錯誤で始まったリーグだが、そのあたりの課題は今後改善されていってほしいと思う」と今後の発展を願った。

一方、前半最下位に沈んだ埼玉は新たに10人が加入。1月末から行われたアジア杯に日本代表として出場した選手もいなかったため、埼玉の半田悦子監督(56)は「私たちは代表がいなかったので、チームの積み上げ出来る期間になった」と振り返る。ハイプレスをかけて、攻撃に人数をかけて戦うスタイルを中断期間に浸透させた。「王者であるINACさんに引き分けることができて、これが後期に自身を持って戦えるスタートになったと思う」。リーグ前半で苦戦したチームにとっては、課題を改善しリスタートする期間にもなったようだ。