首位に立つ横浜F・マリノスが1-0でサンフレッチェ広島を下した。前半40分にエウベルが左から持ち込み、右足で決めて先制。後半は守勢に回ったが、DF陣が体を張って守り5連勝とした。
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横浜は個の力が物を言った。広島との上位対決を制するゴールを奪ったのは左FWのエウベル。2試合連続ゴールのアタッカーは「大事なのはチームが勝てていること」と控えめだが、存在感は絶大だった。
前半40分、中盤で奪った味方からパスを受けて左から切り込んだ。DFとの間合いを見極め、ぐいっとスピードを上げて置き去りに。加速に戸惑って詰められない相手をあざ笑うかのように、囲まれながら流し込んだ。
左のエウベル、右のヤンマテウスの推進力は横浜の最大の武器だ。速攻の中心で、周囲との連係で守備組織を崩しきらなくてもゴールを生み出せる。この両ウイングをマスカット監督は後半23分に惜しげもなく下げた。新たに入った宮市と水沼も決定機をつくり、交代選手も含めた両翼の質の高さは他を圧する。
「マリノスの良さは層の厚さ。特にウイングはそうだ」とエウベル。個の強さがより生きる夏場に向け、王者が波に乗ってきた。(共同)



