ポルトガル2部オリベイレンセFWカズ(三浦知良、56)の父、納谷宣雄さん(享年81)の葬儀・告別式が12日、静岡市のあいネットホール新川で営まれた。納谷さんは日本サッカーの黎明(れいめい)期からブラジルと日本の架け橋となり、カズのブラジル留学や、ビスマルクら数多くのブラジル人選手をJリーグに送ったことでも知られる。戒名にはその功績もあり、ブラジル(伯剌西爾)の「伯」、先駆けの「魁」の文字が入っていた。
亡くなる3カ月前には、孫に「オレの一番の自慢は、(三浦)泰年と知良の父親であるということだ」と目に涙を浮かべ笑顔で話していた。カズは出棺前のあいさつで「おやじは自分にとって大きな存在でした。おやじは小さいときから優しい人で怒られた記憶が1回もありません」と思い出を語った。時には人生相談もして、ブラジルへ一緒に遊びに行くときは兄のような存在だったとも明かした。父の豪快エピソードも笑いを交えて紹介し「おやじの遺志を継いで、僕もヤスさん(兄の三浦泰年)もサッカー界で頑張っていきたと思います」と決意を語り、父と最後の別れをした。
◆納谷さんの通夜、葬儀の主な参列者(敬称略) 北沢豪、長谷川健太、田原俊彦、武田修宏、槙原寛己、霜田正浩、都並敏史



