J2清水エスパルスMF乾貴士(35)が、逆転での「アレ(=優勝)」に向けて決意を新たにした。

17日のアウェー金沢戦に向け、15日は静岡市内で調整。阪神ファンを公言しているベテランは終始上機嫌だった。18年ぶりのリーグ優勝を決めた瞬間はDAZN(ダ・ゾーン)で観戦。練習後に取材に応じると、「ホンマにファンやから、めっちゃうれしい。すごいっすよね」と、少年のように目を輝かせた。

祖父の影響で阪神ファンになり、幼少期は頻繁に甲子園を訪れていた。当時は在籍していた新庄のファンだったと明かし、「グッズもたくさん持っていた」。今年は東京ドームで行われた巨人戦を観戦するほど大の虎党。清水区出身で胴上げ投手となった岩崎優(32、清水東高出)と面識はないものの、「岩崎さんがエスパルスファンというのを聞いている。僕も頑張らないとですね」と刺激を受けた。

出場停止明けとなった前節山形戦は1アシストをマークし、勝利に貢献。他選手との連係面に手応えを示しつつも、「そこを続けていかなければ」と表情を引き締める。今季も残り8試合で現在3位。2位磐田を勝ち点1差で追い、1試合消化が少ない首位町田との勝ち点差は「7」。次戦はJ3自動降格圏の21位に沈む相手だが、「死に物狂いでくる相手の勢いを殺せるか。先制点が大事」と力を込めた。猛虎の快挙をパワーに変えて、目標まで突っ走る。【神谷亮磨】