川崎フロンターレDF山村和也(33)が先制点を決めてチームに勢いをもたらした。

電光石火のゴールだった。前半5分、MF脇坂泰斗(28)からのコーナーキックを山村がニアでヘディング。あっという間に先制ゴールを決めた。常に冷静なベテランDFは「泰斗がいいボールくれたのでうまく合わせることができてよかったです。あそこに走って行くことは決めていた。いいボールが入ってきたことが全て」といつも通り淡々と振り返った。

後半36分のFWレアンドロ・ダミアン(34)得点も含めてコーナーキックから2アシストを記録した脇坂は「山(村)くんがいるメリットは、1点目もだし、(相手が)つられるというのもある。去年は(谷口)彰悟さんがいて、彰悟さんが動き出して他がつられて、空くというのがあったんですけど、今年は少し1番目のところで強いところがなかった。(CBが)山くんになってからっていうのは大きかった」とその効果を語った。

9月24日の湘南ベルマーレ戦でDF車屋紳太郎(31)が負傷。ジェジエウ(29)も3月から戦列を離れるなど、苦しいDFラインの中で、直近3試合連続で先発出場している。リーグ戦では、11試合の出場にとどまるが、鬼木達監督が2日のアジア・チャンピオンズリーグ(ACL)蔚山戦と福岡戦を「勝負の1週間」と位置づける中、2連勝に貢献した。「チームが成績を残すためには、1人1人の努力が必要。誰が出ても結果につながるように努力しないといけない。それが実現できてよかったと思います」。12月9日に決勝で柏レイソルとタイトルを争う。「決勝に行くことを目標にしていたのでそれがかなってうれしい。でも決勝に勝たないと意味がない。次(戦)は大会変わりますけど、調子を保ちながら勝ちたい」と誓った。【佐藤成】