アビスパ福岡が、クラブ初のタイトルを手にした。就任4年目の長谷部茂利監督(52)が、栄冠をもたらした。長谷部監督とゆかりのある人たちが、その人物像を語った。

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V川崎時代のチームメート永井秀樹氏(現神戸強化部長)の話

シゲ(長谷部)は入ってきた時から「ヴェルディっぽくないよね」と言われていた。当時のヴェルディは良い意味で「きちっとしてない」選手がそろっていて、それでもピッチに入れば、ガチッとサッカーをやる感じだった。その中でシゲは「きちっとしている」タイプだった。クレバーでとても良い選手だった。J2の監督同士でやっていた時に対戦したことが何回かあるけど、選手に言うことが全く違っておもしろかった。僕はヴェルディが長かったから「内容で上回れ」と言っていた。勝って若手が喜んでいたら、怒られたりしてたんで、そういうのが染みついてたんですよね。でもシゲは「結果で上回った方が、いいサッカーなんだ」と。選手との距離感も、僕は入り込むぐらいでやっていたけど、シゲはちょっと違うと思う。選手を「~さん」と呼ぶのも、彼なりの考えがあってだと思う。結果も出していて、素晴らしい指導者だと思う。

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神奈川・桐蔭学園で2学年下だった栗原圭介氏(神戸強化担当)の話

僕が高1の時の高3で主将。とても頼もしかったですね。自分の考えをはっきりさせたい人だと思います。自分の思ったことははっきり伝えてました。疑問に思ったことを「なあなあ」にするのを嫌って、意見をぶつける時はぶつけ合う。感覚で、というよりは理詰めで進めるタイプだと思います。

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長谷部監督が神戸在籍時の現場マネジャー、新美宏弥氏(現神戸スタジアム本部長)の話

(神戸在籍時代と)あんまり変わんないですよね。(22年9月の名古屋戦で)スローインのボールを返さずに福岡がゴールを決めちゃったら、その後に相手にゴール入れさせてましたよね。ああいう「フェアでいたい」みたいなのは、現役の時からありましたよね。人としての芯はあったと思います。

(プレースタイルは)うまい選手だった。中央大学の時にバルセロナオリンピック(五輪)予選の代表に入ってましたからね。当時で言うと「ドライチ(ドラフト1位)」ですよね。確かに力のある選手でした。

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