年代最高峰のプレミアリーグ(L)から降格して1年目の清水ユースが、浜松開誠館高を3-1で下した。3時間後に試合開始となった藤枝明誠高がJFAアカデミー福島U-18に0-3で敗戦。清水ユースは勝ち点37で、最終節を待たずに2位を確保した。優勝の確定しているアカデミー福島は今季限りで活動を終了するため、清水ユースがプレミアL参入戦出場権を獲得。目標の同L復帰に向け、1歩前進した。【倉橋徹也】
◇ ◇ ◇
清水ユースのMF仲野丈翔(たける、18)がチームを勝利に導いた。1-0で折り返した後半12分、自陣に攻め込まれて失点。振り出しに戻るも選手らは動じず、直後の同14分、右から相手2選手の股抜きで入った球を仲野が右足で振り抜き、決勝点。チームは28分後にもダメ押しの1点を追加し、快勝した。
仲野はゴール後、遠方でも駆けつけてくれるサポーターの傍らに、両手を広げて笑顔で駆け寄った。「いつも感謝している。(勝てて)良かった」と白い歯を見せた。前節、藤枝明誠高と対して1-4と敗れ、落ち込んだという仲野。前からのプレスをこの1週間、徹底して練習。「同じ失敗をしないようこの試合に賭けた」と続け、反省を生かしきれたと胸を張った。
仲野に技ありのアシストをしたのは主将のDF岩崎海駕(かいが、18)だ。岩崎は強い西の追い風で攻撃となった前半3分、左CKから中央へ低めに入ったボールをニアでヘディング。先制点を奪取し、チームに勢いを与えた。CKでの攻撃は今季序盤から取り組み、練習通りにできたと笑顔。プレミアL参入戦の出場権を奪い、「僕たちの目標はここじゃない。(最終節を含む)あと3試合、全部勝ってプレミアに戻りたい」と力を込めた。
沢登正朗監督(53)は、プレミア復帰への1つ目の目標をクリアし「良かった」。一方で簡単に失点する部分や攻撃で決めきる力の不足を課題に挙げ、「しっかり修正しながら、参入戦に向けてがんばりたい」と気を引き締めた。



