高校新人サッカー県大会が17日に開幕する。地区予選免除のシード校を含めた計64校がトーナメント方式で争う。6年ぶりの優勝を狙う藤枝東は初戦で榛原と対戦する。昨年末から実戦を通して磨いてきた攻撃的なスタイルがチームの武器。創部100周年のメモリアルイヤーを迎えるふじ色軍団が今年最初の公式戦で復権を目指す。
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場数を踏み、チームの方向性を固めてきた。藤枝東の今年の強みは攻撃力。新チーム発足後は実戦中心で調整してきた。昨年末の埼玉遠征では4日間で6試合を行い、4勝1分け1敗。年始も強豪校が集う「裏選手権」で準優勝した。年末年始だけで13試合をこなし、攻撃では30得点。12日にはJ2磐田のトップチームから2得点を挙げ、さらに自信を深めている。同試合で1得点をマークしたMF望月瑠斗(2年)は「自分たちのやりたいサッカーが見えてきた」と手応えを口にする。
昨年から主力として出場している選手が多く残っていることもチームの強み。経験値は高い。背番号「10」をつけるMF川口太崇主将(2年)は「選手同士の意思疎通はうまくできている」。攻撃は自陣から小気味よくパスをつなぎ、望月と増田瑛斗(2年)の突破力でチャンスを広げる。守備も新人戦まではハイプレスを徹底するといい、植松弘樹監督(43)も「ゲームをやりながらさらに成長できれば」と期待を込めた。
創部100周年となる今年は勝負にもこだわる。昨年は県総体と県選手権の決勝で敗れ、全国出場を逃した。望月は「悔しい思いしかしていない。『今年こそ』という気持ちはチーム全員が思っている」。目先の目標は新人戦での6年ぶりの優勝で、川口も「まず優勝して、その先につなげていきたい」と意気込んだ。王座奪還で節目の1年をスタートさせる。【神谷亮磨】



