フォルクスワーゲンの潤沢な資金をバックに毎シーズン積極的な補強を敢行するウォルフスブルクが、2年連続で危機的状況に陥っている。現在16位の同クラブは前節、酒井高徳と伊藤達哉が所属する17位ハンブルガーSVとの直接対決でも黒星を喫し、自動降格ゾーンのハンブルガーSVとついに2ポイント差となってしまった。

 この窮地を脱すべく、ウォルフスブルクは5月2日にテューリンゲン州タイストゥンゲンへ移動。5日に行われる次節ライプチヒ戦に向けて、完全非公開の短期合宿を行った。

 大衆紙「ビルト」によると、指揮官ブルーノ・ラバディアは出発前、「静かなところで集中してトレーニングをすることが、今の我々には重要だ」と、合宿の理由について説明していた。しかし、これに真っ向から異議を唱えるのは、次節の相手ライプチヒに所属するディエゴ・デメだ。

 「彼らのような状況は経験したことがないけれど、こんな短い合宿が何かをもたらすか、僕には疑問だね。少なくとも僕らはそのようなことはしないし、合宿がなくてうれしいよ。普段練習しているクラブ施設のほうが、はるかに条件は整っているからね」。

 また「Sport1」電子版などによれば、ウォルフスブルク一行が現地に到着し、選手らの降車後チームバスが方向転換をした際、ドライバーが運転ミス。駐車場内でバス後部を縁石にぶつけてしまい、その衝撃で地面がめくれあがっただけでなく、破損したチームバスは修理工場行きとなってしまったようだ。

 現場でこの様子を見ていた建設作業員の1人はビルト紙に対し「まるでこのバスのようにウォルフスブルクがサッカーをしたら、きっと彼らは降格するだろうね」と笑っていたというが…。

 果たしてウォルフスブルクの運命やいかに。