日本代表MF柴崎岳(25)が所属するヘタフェはアウェーでレガネスに2-1で競り勝った。

 5日のサウジアラビア戦から中2日だったが、ボルダラス監督の信頼は厚く先発で出場。これまでの試合どおりにFWホルへ・モリーナとコンビを組む形で最前線にいながらも、守備時には中盤まで下がりチームをサポートした。

 前半15分にはチーム初シュートを放つものの、レガネス陣内でボールをヘタフェが持つことが少ないことから、なかなかボールに触れずにいた。後半18分にFWアルバロと交代。食らいつく守備を見せてはいたが、日本代表戦の疲れもあってか目立ったプレーを見せることはできなかった。

 柴崎は試合後「シーズン初めての勝利(1勝1分け1敗の勝ち点4で暫定11位)でチームもすごい喜んでいたし、ダービーなので喜びもひとしおで、この勝利の意味は本当に大きいと思う。しかもアウェーで勝てたのは大きい」と喜んだ。そして次節のバルセロナ戦に向けてのはずみをつける勝利か、というメディアの問いにうなづいた。

 また、日本代表戦からの連戦だったが「良いモチベーションを持っていたし、やれと言われるのなら、必要とされるならしっかりやろうと思っていた。大きく貢献できたかはわからないが、結果的にチームが勝ててよかった」と満足そうに話した。

(山本孔一通信員)