フランス1部パリサンジェルマンに所属するフランス代表FWキリアン・エムバペ(20)は19日、東京・港区で行われたイベントに出席し、来年に迫った東京五輪出場は「自分にとって夢」と話した。

初来日となったエムバペは、男性スキンケア「BULK HOMME」のグローバルアンバサダー就任の会見に登壇し、日本語で「コンニチハ」とあいさつした。続けて「昨日、大きな地震が起きたと聞いた。無事を願っています」と、18日夜に新潟県村上市で震度6強の揺れを観測した地震に触れ、被災者の身を案じる話から始まった。

その後はスキンケアについての話が進み、上半身裸で撮影されたパネルを見るや「かっこ悪くはないかな」と20歳の若者らしくおどけ、「イメージと合っていて満足している」と話し、笑顔をのぞかせた。

さらに、自身の1998年生まれにかけて、2003~09年に生まれた「98人」を対象に支援する「INSPIRED BY KM PROJECT」を立ち上げたことを発表。恵まれない子どもたちを生活や教育をサポートする。このプロジェクト立ち上げは「若い世代にチャンスの場を作ること、若い人の夢を追いかけたい」という思いで設立したことを明かした。

最後に、東京五輪出場について「五輪は自分にとって夢」と憧れの舞台であることを明かした。その一方で「自分自身の意向だけでは(出場できるわけでは)ない。チームとの話し合いもある」と、現状では出場を明言できない状況だとコメント。「個人的には(東京五輪に)出場できたらうれしいね」と意欲を見せた。