7日の試合ではトップチームに帯同せず、Bチーム「カスティージャ」の試合に出場したRマドリードのMF久保建英(18)が注目されている中、同クラブの下部組織に所属するMF中井卓大(16)も順調にトップチームへの階段を上っている。

今季は「フベニール(対象年齢17~19歳)C」に在籍。登録名は愛称の「Pipi」。「質の高いサッカー選手であり、試合に対する素晴らしいビジョンを持っている」と紹介されている。

昨年10月にU-15日本代表にも選出された中井は、2013年に9歳でRマドリードの下部組織に入団した。14-15年シーズンにアレビンA(同11~12歳)に在籍すると、15-16年シーズンにはインファンティル(同13~14歳)に昇格。Bチームでプレーしたが、翌シーズンはAチームへと順調にステップアップを放たした。17-18年シーズンにも昇格。今度はカデーテ(同15~16歳)に所属すると、昨季となる18-19年シーズンにはBからAチームに入った。

そして10月に17歳の誕生日を迎える今季は、年齢制限が設けられている最後の下部組織となるフベニールに昇格した。カテゴリーとしては「C」となる。「B」さらには「A」を無事突破すれば、久保が在籍する「カスティージャ」に到達することになる。

昨年10月30日、日本代表のメンバーとして参加したU-15バルドマルヌU-16国際大会の初戦オーストリア戦後には「19歳か20歳までにトップチームに上がりたい」と目標設定をしていた。目標まで残すステージは3つ。1シーズンずつ、確実に銀河系軍団の仲間入りに近づいている。