マジョルカの日本代表MF久保建英(18)が6日にホームで行われたリーグ戦第8節エスパニョール戦で3試合ぶりのベンチスタートとなり、後半12分にMFジュニオールと交代し、大声援を受けながら途中出場した。

しかし、これまでは右MFでの起用だったが左MFでプレー。1点のリードを守るためチームが守備的に戦ったこともあり、大きなインパクトを残すことができなかった。最終的にマジョルカは2-0で勝利し、開幕戦以来となる今季2勝目で、7試合ぶりの勝ち点3を獲得し、連敗を3試合でストップしている。

久保のパフォーマンスについて、スペイン各紙の評価は一様に高いものではなかった。試合翌日のマルカ紙、アス紙はともに1点(ともに最高3点)をつけ、特にプレーに言及していない。

同様にマジョルカの地元紙ウルティマ・オラ(電子版)も「ラゴ・ジュニオールと途中交代しピッチに入った」と伝えるに止まり、プレーについては何も触れず、1点(最高3点)をつけていた。

久保はこの後、日本代表に合流してW杯アジア2次予選を2試合戦い、再びスペインに戻ってくる。そして19日にマジョルカがホームで迎える相手は、久保の期限付き移籍元であり、現在首位に立つレアル・マドリード。ハードな長距離移動を強いられた後で迎える重要な一戦に久保が出場できるかどうかに今後注目が集まるだろう。

(高橋智行通信員)