ビリャレアルの日本代表MF久保建英(19)に対して、期限付き移籍の所属元であるレアル・マドリードが出場時間を求めて今冬の移籍市場で他クラブへの期限付き移籍を検討しており、ヘタフェが獲得を希望していると、12日にスペイン紙マルカ電子版が報じた。

同紙は、Rマドリードが今季久保がビリャレアルに所属することでより存在感を高めることを期待していたものの、予想していたよりも出場時間が短く、ウナイ・エメリ監督の信頼が欠如しているのは明らかだと伝えている。

久保は欧州リーグではここまでにチームが戦った全5試合に先発出場している一方、リーグ戦では12試合中先発出場が1試合と出場機会を得るのに苦しんでおり、合計で233分間しかプレーしていない。

11月21日のビリャレアル-Rマドリード戦の際、Rマドリードの首脳陣は久保に直接会い、久保がクラブの将来にとって重要であること、そして安心させるために継続して信頼を寄せていることを伝えたほか、可能な解決法を話し合ったという。

Rマドリードは久保が近い将来チームに加わり、トップチームで居場所を得て重要な役割を果たせると考えているとのことだが、それには出場時間を得ることが不可欠となっている。しかしビリャレアルと問題を起こすことを望んではいないため、何らかの決定は、来年6月30日まで契約を結んでいるビリャレアルおよびフェルナンド・ロッチ会長に従って行われることになるとマルカ紙は伝えている。

現在状況に変化はなく、改善の兆しが見られていない中、以前から久保に注目しているヘタフェが今冬に何らかの変化が起こる場合に備え、すでに冬の移籍市場での期限付き移籍での入団をRマドリードに要請したという。ただし、Rマドリードに久保の状況を問い合わせているのはヘタフェだけでないとのこと。ヘタフェはかつて、現在レガネスでプレーする日本代表MF柴崎岳が所属したクラブである。

またRマドリードは過去に十分な出場時間を得られなかった期限付き移籍の選手に対して、冬にチームを変えてきた。昨冬はバリャドリードに所属したルニンがオビエド、デフルトスがバリェカノにそれぞれ期限付き移籍先を変えており、ルニンは今季トップチームに戻っている。そのため来月からオープンする今冬の移籍市場で何らかの大きな動きがあるかもしれない。

(高橋智行通信員)