アストンビラは、マンチェスター・シティーがイングランド代表でクラブ主将を務めるMFジャック・グリーリッシュに対して入札した1億ポンド(約154億円)のオファーを受け入れることが濃厚だと、31日付英スカイスポーツ電子版が報じた。30日に正式に入札された移籍オファーは、正式には受け入れられていないが、アストンビラはグリーリッシュが退団することを許可する予定だという。

移籍するかしないかは同選手次第となったが、決まればイングランド史上最高額の移籍金での取引となる。これまでの移籍金最高額は、2016年にポール・ポグバがユベントスからマンチェスター・ユナイテッドに再加入した際の8900万ポンド(約137億円)だ。

アストンビラは昨年9月、グリーリッシュと5年延長の契約を結んだばかりだったが、今夏改めて契約内容の向上がされた上で新たな契約を提示していた。どちらのクラブも同選手の移籍に関するコメントはしていない。

またマンチェスターCは、イングランド代表でのチームメートにあたるトットナムFWハリー・ケーンに対しても先に1億ポンドで入札を行っていた。ケーンは、退団の意志を伝えていたがトットナム側は同オファーを却下していた。マンチェスターCは、トップチームに所属する複数選手を売却しない限り、グリーリッシュとケーンの両選手を獲得することは難しいとみられている。(A・アウグスティニャク通信員)