メッシは出るのか、出ないのか? MLSインテル・マイアミに所属するアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(36)が6日、神戸との親善試合(7日、東京・国立競技場)に向けた都内での会見に姿を見せ、4日の香港での試合を欠場した経緯や足の状態について説明した。神戸戦出場の可否については「良くなっている感触はあるが、まだ分からない」と濁した。ただ夕方に千葉県内で行われた練習には参加し、軽いメニューだったが問題なくこなした。

固唾(かたず)をのみ、多くのレンズが向けられる。国内外メディア約300人が集結。メッシの一挙手一投足に視線が注がれる。1人で壇上に現れた男は冒頭に「日本ではいつも温かく迎えてくれてうれしい。楽しんでプレーしたい」と口にした。本当なのか。

香港での欠場が大きな波紋となっている。アジアツアー中のチームは4日に香港リーグ選抜と対戦し、4-1と勝利した。だがメッシは「太ももの痛み」でベンチに座ったまま、プレーすることはなかった。

チケットは880(約1万6720円)~4880香港ドル(約9万2720円)と高額で、約3万8000人が観戦した。政府は補助金の条件として、負傷の場合を除き、メッシが最低45分出場することを求めていた。それだけに約束をほごにされた観客らは、不満を爆発させて試合後にブーイング。オーナーのベッカム氏らに「返金しろ」と罵声を飛ばした。政府も「失望している」と声明を出して批判したほどだ。

この騒動に対して問われると、メッシは「本当に運が悪かった。サウジアラビアの1試合目で内転筋に違和感を覚え、MRIを撮ったらケガというほどではなかったが、その後も違和感がある」と説明した。

そして神戸戦の出場可否は「今日の午後の練習でコンディションを確認したい。ここ数日でみれば、良くなっている感触はあるが、まだ明日プレーできるかは分かりません」と濁した。

慎重な物言いに終始したが、夕方には千葉県内で行われた練習に参加。ブスケツ、アルバ、スアレスといった元バルセロナのチームメートらとともにパス回し、狭いコートでのゲームと同じメニューをこなした。15分の公開だったが状態の悪さは見えなかった。

バロンドール8度にW杯も手にし、取れるタイトルはすべて持つ生ける伝説。「楽しんでプレーしたい」の言葉は守られるのか。出れば喝采、出なければブーイング。千両役者の決断が待たれる。【佐藤隆志】

 

<プレシーズンマッチ:インテル・マイアミ(MLS)-神戸(J1王者)>

◆日時 7日午後7時キックオフ

◆会場 東京・国立競技場

◆中継 放送、配信なし