スペイン1部リーグ、バルセロナは24日、シャビ監督(44)の今季限りでの退任を発表した。同監督の契約は来年6月30日まで残っているが、ラポルタ会長はこの日行われたミーティング後、本人にその旨を伝えた。

シャビ監督は今年1月27日、ビリャレアル相手に3-5の惨敗を喫した後の記者会見で、成績不振を理由に今季限りでの退任を発表した。しかしその後、チームが復調したことで3カ月後の4月25日に記者会見を開き、契約の残る来季も続投することを明かした。

にもかかわらず、今月に入り再び状況が一転する。シャビ監督はアルメリア戦前日の16日に行われた記者会見で、「サポーターは我々がスペイン国内でレアル・マドリード、そして欧州のトップクラスの競争相手と戦うのに、特に経済面が非常に困難な状況にあることを理解しなければならない。我々は今、監督がやって来て『あの選手やこの選手が欲しい』と言っていた25年前とはまったく異なる経済状況にある。今は当時と同じ状況ではないんだ」と、強豪と渡り合うことが難しいことを認めていた。この発言がラポルタ会長の逆鱗(げきりん)に触れ、今回の解任につながったとみられている。

ムンド・デポルティボ紙はシャビ監督の解任が発表される前、すでにバルセロナがハンジ・フリック氏(59)と合意しており、27日に監督就任発表を行う予定だと報じていた。

フリック氏は昨年9月、ホームで行われた日本との親善試合に敗れた翌日にドイツ代表監督を解任された後、無所属の状態が続いている。ラポルタ会長のお気に入りとのことで、デコが22日に同氏と電話会談を行い、新監督就任の了承を得たという。

同紙によると、新監督のプレゼンテーションは28日に予定されており、契約期間についてバルセロナは当初、1年プラス目標達成に応じた1年延長オプションを提示したものの、最終的にフリック氏の希望する2年契約になるとのことだ。

今回の解任発表により、26日のセビリア戦がシャビ監督にとって、バルセロナで監督を務める最後の試合となる。(高橋智行通信員)