陸上男子短距離でリオデジャネイロ五輪を目指す山県亮太(23=セイコー)が2日、慶大・日吉キャンパスで行われた六大学対抗戦に男子100メートルと200メートルでオープン参加した。それぞれ今季初レースで、100メートルは10秒40(追い風1・9メートル)と五輪の参加標準記録(10秒16)には届かなかった。200メートルは20秒85だった。

 風の条件はよかった一方、気温は約10度と寒い中でのレース。加えて計器のトラブルがあり、約70メートルを走ったところで気づいてスタートやり直しになるなど、記録を狙うには不運もあった。それでも山県は「目標は五輪の標準記録だった。いい風のなかで記録が伸びず残念。納得がいかない記録」と悔しそうに話した。

 冬場は「出力を上げるために」と週2回のウエートトレーニングを行い、体重は4キロほど増えたという。直前の練習で行った60メートル走では自己ベストを出すなど、手応えはつかんでいる。だからこそこの日のレースは悔しさが残ったが、「今日のことはひとまず忘れて、これまで積み重ねから再スタートしたい」と話した。今後の課題については「力強くはなった。重くなった体をもっと速く動かせるようになれば」と話した。

 次は4月末の織田記念に出場する予定。山県は「織田でちゃんと標準記録を切りたい」と気持ちを切り替えていた。