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世界陸上2015

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Players interviews

北京ではばたけ 北京からリオへ

陸上の世界選手権北京大会(22日開幕)の注目選手を紹介する「北京ではばたけ」。最終回は、男子短距離のサニブラウン・ハキーム(16=城西高2年)を取り上げる。7月の世界ユース(17歳以下)選手権で100メートルと200メートルの2冠を達成。北京では200メートルと400メートルリレーに出場する可能性がある。驚異の16歳が、来年のリオデジャネイロ五輪を見据えて、初のシニアの世界舞台に臨む。【取材・構成=益田一弘】

世界最年少で200M出場へ 驚異の16歳真っ向勝負挑む

短距離 サニブラウン・ハキーム

衝撃のボルト超え、世界ユース2冠

今年6月の日本選手権100メートル準決勝で疾走するサニブラウン・ハキーム
今年6月の日本選手権100メートル準決勝で疾走するサニブラウン・ハキーム

衝撃が走った。7月19日、コロンビア・カリ。サニブラウンが、男子200メートル決勝に臨んだ。50メートル付近で先頭に立つと、そのまま後続をぶっちぎってゴール。向かい風0・4メートルで20秒34。03年ウサイン・ボルトがマークした20秒40を0秒06更新する大会新記録で優勝した。

サニブラウン (ボルトの大会記録を)超えたんだなあ、という感じです。苦手なカーブでトップだったので、残り50メートルで我慢できるかが勝負だった。思ったよりタイムが速すぎて、びっくりした。壊れているんじゃないかなって思った。足が回せたのはいいことだったと思う。

全国高校総体陸上200メートル決勝で初の高校王者に輝き、笑顔を見せるサニブラウン・ハキーム
全国高校総体陸上200メートル決勝で初の高校王者に輝き、笑顔を見せるサニブラウン・ハキーム

本人も驚く好タイムだったが、日本陸上界にとっても大きな衝撃だった。同大会で日本勢初の100メートルと200メートルの2冠達成。そして200メートルでは世界選手権北京大会の参加標準記録(20秒50)を突破した。8月4日の追加代表発表で、日本史上最年少での世界選手権代表入りが決定。しかも25日の200メートル予選に出場すれば、16歳172日。同種目の最年少出場は93年シュツットガルト大会に出場したリッキー・カノン(ナウル)の17歳33日だ。サニブラウンは世界最年少で、200メートルのスタートラインに立つことになる。

400Mリレーアンカー有力「世界のスターと走りたい」

日本代表短距離ブロックの合宿でバトンの受け渡しの練習に励むサニブラウン・ハキーム(左)
日本代表短距離ブロックの合宿でバトンの受け渡しの練習に励むサニブラウン・ハキーム(左)
日本選手権100メートルの表彰式で笑顔を見せる2位のサニブラウン・ハキーム(左)。中央は優勝した高瀬慧、右は3位の川面聡大
日本選手権100メートルの表彰式で笑顔を見せる2位のサニブラウン・ハキーム(左)。中央は優勝した高瀬慧、右は3位の川面聡大

8月6日には日本代表結団式で、初めて代表ユニホームに身を包んだ。

サニブラウン 正直、実感はないけど、選ばれたからにはいい経験をして、今後にいかせるパフォーマンスがしたい。初の海外シニア大会で、すごい選手がそろっている。ワクワクしています。結果を残せれば、次につながる。(200メートルは)ベストに近い走りをして1本でも多く走りたい。自己ベストを更新したい。

個人種目だけでも驚きだが、サニブラウンは400メートルリレーに出場する予定もある。現在のリレーメンバーは高瀬、藤光、大瀬戸、サニブラウン、谷口、長田の6人。その中から4人が出場する。8月11日には短距離リレーチームの山梨合宿で日本伝統のアンダーハンドパスに初めてチャレンジ。「不安だったけど、難しくない」と口にしている。出場する場合の走順は、アンカーになる見通し。メンバーとの呼吸、大会での調子を見極めた上で、レース直前に決定される。

サニブラウン 走順はわからないですが、すごい人たちと走れるのでアンカーは楽しいかなと思います。ボルトさんとか。世界のスターと走りたい。

サニブラウンは、20年東京五輪を見据えた日本陸連の育成プロジェクト「ダイヤモンドアスリート」に選ばれている。だが一気に才能が開花した16歳は東京五輪、リオ五輪よりも前倒しで世界の切符をつかんだ。ボルト、ガトリンら世界のトップスプリンターが集う北京で、16歳はチャレンジャーらしく真っ向勝負を挑む。

サニブラウン・ハキーム

サニブラウン・ハキーム

1999年(平11)3月6日、福岡県生まれ。ガーナ人の父を持ち、小3で陸上を始める。城西中をへて、現在城西高2年。20年東京五輪に向けた日本陸連の育成プロジェクト「ダイヤモンドアスリート」の一員。高校1年時に国体100メートル少年Bで10秒45で優勝。将来の夢は、ウサイン・ボルトが持つ100メートルの世界記録9秒58を更新すること。187センチ、74キロ。




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