<高校ラグビー:東海大仰星24-12国学院栃木>◇3日◇準々決勝◇花園

 東海大仰星(大阪第3)は国学院栃木を逆転で下し、明日5日の準決勝はAシード同士の東福岡-常翔学園、Bシード同士の東海大仰星-御所実の対戦となった。

 3度目の全国制覇を狙う東海大仰星が「ヒデ&翼」の活躍でAシード校に逆転勝ちした。0-12の前半16分、相手パスをインターセプトしたWTB近藤英人がゴール下へ飛び込むと、同26分にWTB枝松翼のトライなどで逆転。近藤英は「2人でいい仕事ができた」と5年ぶり5度目の4強入りを喜んだ。14年間の集大成だ。枝松が4歳でラグビーを始めてから小中と同じチームのCTBでプレー。FBだった近藤英が右膝を痛めた昨年6月から同じポジションになった。別の大学に決まり同僚としてこれが最後。花園通算30勝目(10敗)に土井監督は「近藤のトライと枝松のタックルが大きかった」という。全国制覇まであと2。近藤英は「勝って終わりたい」と力を込めた。【近間康隆】