全日本バレーボール高校選手権大会が来年1月5日、東京体育館で開幕する。

 女子の由利(秋田)は昨年の県予選決勝で、和洋女にフルセットの末敗れ、涙をのんだ。その悔しさを胸に猛練習を積んできた。今夏インターハイではベスト16入りの健闘。だが、目標はベスト8だった。今回選手権の切符を手にし、今度こそ目標達成にチームは燃える。

 進学校で勉強との両立に頑張る。県予選(11月)の前後から、3年生は受験や進路活動で大忙し。今月上旬は学校の試験で練習はなかった。3年生は全員進路が決まり、試験も終了。心置きなくバレーに打ち込める状況になり、中旬から本格的な練習を再開した。

 年末には他の選手権出場校や大学チームと合同練習を行い、本番に備える。菅原清監督(47)は「堅いバレーがうちの持ち味。サーブ、レシーブを確実に。派手なプレーはないが崩れない。ミスをせず相手に簡単に点を与えない。それができれば勝ち進める」と大会をにらんだ。